手紙
通勤電車の中で読むだけなので、1日20ページくらいしか読めずになかなか進みませんでした。
《内容》
強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。
う~ん、難しく切ない物語です。
直貴の会社の社長の言葉には同感だと思った。
差別はいけないと言いながらも、誰もが犯罪者(の家族)とは関わりあいたくないという周りの当然とも言える態度。
どうするのが正しいのか、気持ちを押し殺して接しなきゃいけないのか、難しい問題です。。。
東野圭吾はホント、切なく、考えさせられる作家だなぁ。
毎回よく、こういう視点で話が書けるなぁと吃驚です