春は出会いと別れの季節、と言われますが、
アトリエでも、この春、中学生になるメンバーが巣立っていきました。
その中のCちゃんとお母様から、素敵な作品と言葉をいただきました。
3月の終わり、最後のアトリエの時間があと30分ほどになった時のことです。
お菓子の缶を見つけたCちゃんが、缶の中に桜並木の小道を作り始めました。
コルクのシートの上に3月の画材(アイス棒とマッチ棒)を敷き詰め、桜並木を表現した作品です。
作り終わって、いよいよアトリエをあとにするとき、Cちゃんが「もこさんにあげる。」と作品を差出しました。
てっきり自分で持ち帰ると思っていたので、びっくり・・・。
アトリエの前の桜並木は、ちょうど満開
そして、名前の中に「桜」がつくCちゃんからの最後のプレゼントは、私にとって特別のものとなりました。
同時にお母様からは手作りカードをいただきました。
ふんわりとした、タンポポのやさしいパステル画には素敵なメッセージが添えられていました。
もこ 先生
「好きなことを存分にやると伸びる」
娘にぴったり・・・です。
アトリエに行くのが待ち遠しくて仕方ないようでした。
いつも、あたたかな眼差しをありがとうございました。
娘の「好き」をこれからも楽しみに見ていたいと思います。
アトリエで続けてきたこと・・・目の前の、その日その時の子どもの気持ちに寄り添うこと。
目には見えにくい「変化」に気づくこと。
アトリエの存在が確かに伝わっていた、そんなふうに思える本当に嬉しいできごとでした。
3年と9か月、こちらこそ大切な時間をありがとうございました。
これからも、アートを通してアトリエの子どもたち、お母さん、お父さんに寄り添い続けたい
そんな気持ちをあらたにした、「アトリエもこ」の春です。