子どもを「おかえり!」と迎えられる仕事

 

はじめまして。元吉知子と申します

 



 

 

『リメイクセラピーアート認定講師養成講座』を主宰し

多くのママさんにリメイクアート

アートと子育て

アート教室の運営などについて

レクチャーをおこなっています

 

 

私がリメイクアートを始め

リメイクアートを教えられる講師の方を増やしたい!と

講師養成講座を開くまでに至った

私の人生について

少しお話させてください

 

 

 

 

私の母はフリーランスでお仕事をしていました

 

学校から帰ると

いつも母が笑顔で出迎えてくれて

「いつかお母さんになったら

私も子どもの帰りを迎えられる仕事がしたい」

と起業を夢見るようになりました

 

 

 

その後、一度は企業に就職して

会社員として働いたのち

起業という夢を叶えました

 

 

そして、結婚、出産を経て

今のリメイクセラピーアート認定講師養成講座を

開くこととなりましたが

ここに辿り着くまでには

なかなか大変な道のりを歩んできました

 

 

 

 

仕事に打ち込む生活が”母”になって一変し生まれた葛藤


子どもの頃から何事にも積極的に取り組む

チャレンジャータイプだった私は

小学生から高校生までバレーボールに打ち込み


中学での3年間全国大会に出場する強豪校で

全国3位になる経験をしました


その中で、努力の大切さや達成する喜び

仲間の喜びを学びました

 

 

家やインテリアが好きだったので

大学で学んだ社会福祉学を生かして

福祉事業に力を入れている

不動産会社に就職しました

 

 

総務部に配属され

事務や役員秘書の仕事を中心に

新規事業の立ち上げメンバーとしても

活躍させていただきました

 

 

この頃の私は

仕事が楽しいと心から感じ

社会に貢献できる喜びや

感謝される喜びなどから

自分の存在価値を感じていました

 

 

会社で働くことにはやりがいや

楽しさを感じていましたが

 

幼い頃からの「起業」の夢を

持ち続けていた私は

一念発起して会社を辞め

バリニーズオイルマッサージの学校に

通うことに決めました

 

 

そして、地元でリラクゼーションサロンを開いて

起業の夢を実現させました

 

 

お店は順調に起動に乗っていたのですが

このタイミングで結婚して翌年には出産……

というイベントが起こったのです


 

ここから私の人生は一変します

 

はじめての出産……

分からないことだらけでした

 

先天性の病気を抱えて生まれてきた我が子への

心配と不安に襲われ自分を責める日々

 

 

出産・子育てを経験された方にとっては

「あるある!」だと思いますが

 

・毎日の寝不足

・常に気を張っている状態

・出産後に体が回復しきらない中での育児

・なぞの頭痛とめまい(今なら寝不足と疲れによるものだと分かります)

・泣き続ける子どもを見て、どうしたらいいのかわからない

 

こんな悩みに飲み込まれていました

 

 

 


子どもが生まれて

私の生活は一変したけれど

変わらない生活を過ごす旦那

 

 

好きな時間まで仕事ができることも

仕事とはいえ付き合いで

飲みに行くことさえもうらやましく思え

朝から寝るまでワンオペ育児

 


私は一人で育児の責任を抱え

身も心もボロボロになっていき

「産後うつ」を発症してしまったのです

 



子どもは可愛いし

子育てできる幸せは感じていました

でも、ふと言葉にできない虚しさが

込み上げてくるんです

 

 

産後はすぐに仕事復帰するつもりだったのですが

ワンオペ育児で心身ともにボロボロになり

仕事に復帰する勇気がもてませんでした

 

 

産前、ほぼ休みなく働いていた私にとって

1日に数時間だけ、週に何日か

という働き方は全く想像できませんでした


バリキャリで働いてきた経験がある方は

共感してくださるのではないでしょうか

 

 

ブランクが空けば空くほど

技術の衰えにも不安を感じ

 


『こんな状態でお客様を迎えられない……

『私にはもうマッサージはできない……

 

 

やりがいだった自分の大切な仕事から離れ

復帰のタイミングを見失い

社会から取り残されたような

孤独感や喪失感に襲われていました


  

 

子育てだけじゃダメなの?と自己嫌悪に

 

産後うつを発症してしまった私は

自己嫌悪の塊になりました

 


昔の、思い立ったら即行動だった

過去の私とは別人のように

 


小さな子どもを連れてスーパーに行くのも

たった2品の夕食を作るのも

当たり前にしていた化粧も

トイレに行くのすら一苦労で

疲れ果てていました

 

 


『私の人生って何なんだろう……

 


 

そう思っては、激しく自己嫌悪していました

 

 


周りのママたちはみんな楽しそうに見えて

子育てに悩んでいる自分が

とても情けなく無力に思え

自分の価値を模索する日々でした

 


 

自分に合った子育ての発見と『働く』喜び

 

産後うつを発症し

一時的に無気力になったり

自己嫌悪に陥ったりしながらも

やはり子どもとの毎日は楽しく

子どもへの愛情は深く大きいものでした

 

  

気分が上がるとき、下がるとき

色々ありましたが

どうにか産後うつを乗り越え

私は3人の子どもに恵まれました

 

 

3人目の出産後にベビーマッサージに出会い

これが私の人生の大きな転機となりました

 

 

ベビーマッサージの体験をした私は

直感で『これを仕事にしたい!!』と思いました

 

 

それまで心のどこかにずっと

くすぶり続けていた

「仕事への想い」にポウッと

あかりが灯ったようでした

 

 

暗く長いトンネルの先に、光が見えたような

そんな気がしたのです

 

 

 

 

すぐに受講を決意して、資格を取得し

あれよあれよとベビーマッサージの仕事を

始めるに至りました

 

 

『私、イキイキしてる!』

 

と自覚し、とても嬉しく

そして興奮したのは今でもよく覚えています




 

「お母さん」はみんな一緒ではありません

 

専業主婦として

ずっと子どもと一緒に過ごし

そばで成長を見守ることに

幸せや生きがいを感じるママもいれば

 

 

出産後も自分のライフワークを充実させて

自分自身がイキイキとしながら

子育てしたいママもいるのです

 

 

どちらが良いとか

どちらが「母親らしい」とか

そういう問題ではなく

これは本人の性格や個性、価値観によるものです

 

 

 

私は、どちらかというと

子どもの頃から『こうしなさい』とか

『こうしないといけない』と言われることや

『こうあるべき』と型にハマるのが苦手でした

 

 

それでも、母になって

他のママたちを見たり

周りから色々言われたりして


いつの間にか

『お母さんはこうあらねばいけないのかな』と

自分の中で理想の母親像を作ってしまっていました

 

 

それが本来の自分とは大きく離れていて

現実とのギャップでもがき苦しみました

 

 

 

情熱をもって仕事を始めてから

子育てに関しても前向きに明るい気持ちで

取り組めるようになりました

 

 

これが私にとって一番良い

「ライフワークバランス」だったんだな

と気付きました

 

 

 

『ママだから我慢』ではなく

『ママになっても自分の人生を楽しむ!

自分の好きなことをしていい!』

 

そう思えるようになってから

私の人生は好転しました

 

 

 

ママが我慢ばかりして暗い顔しているよりも

ママが楽しんで輝いている方が家族みんな

幸せになれると思うのです

 


 

<アートとの運命の出会い>

 

ベビーマッサージ教室の仕事のおかげで

イキイキと毎日を送れるようになった私が

たまたまSNSで出会ったのが

パステルアートでした

 

 

一瞬にして心奪われた私は

『これを仕事に取り入れたい!』と熱望しました

 

 

思えば、幼いころからずっとモノ作りが好きで

子どもとも色んなものを作って遊んでいました

 

 

子どもと一緒にモノづくりをした時間は

とても大切な思い出ですし

辛いこともたくさんあった子育てに

潤いと癒しを与えてくれました

 

 

 

当時の私は

子育てを楽しみたいと思っていても

子どものイヤイヤー!!と

グズり泣き叫ぶ姿や

 

スムーズに動けない日々に

フラストレーションが溜まり

イライラしては自己嫌悪になっていました

 

 

心ではもっと伸び伸び子育てしたい

そう思っているのに

ワンオペ育児で余裕がなく

『やめて』『危ない』と制限してしまう日々

このままではいけないと思っていても

抑えることができなかったのです

 

 

でも、子どもと一緒にアートや

モノづくりをしている時だけは

子どもの好きなように

伸び伸びとさせてあげられることができました

 

 

 

それは

 

アートには正解・不正解がないから

 

だと思っています

 

 

 

子どもが思うように描いていいし

好きな色で塗ってもいい

好きな形にしてもいい

 

 

子ども自身で感じて

表現して

楽しむ

 

そこに価値があるから




 

子どもとアートやモノづくりを

楽しんでいる時間は

私も子どもも肩の力を抜いて

一緒に楽しむことができていました

 

 

それが私たち親子の癒しの時間でもあり

濃いコミュニケーションの時間でもあり

心と脳を育んでくれる時間でもありました

 

 

 

アートはココロを救ってくれます

アートに触れるだけで

どこかココロがホッと和み

幸せで満たされるんです

 

 

だからこそ、産後や育児で

大変な思いをしているママさんたちに

アートで貢献できないかな

と考えました

 

 

そして、ふと思い出しました

そういえば、うちの息子は先生に

「発想力と創造力、観察力が優れている」

と褒められたことがあるな……

 

 

なんだか自慢のようになってしまいますが

確かに息子は発想力と観察力に長けていて

私の目から見ても(親バカかもしれませんが)

「こんなことよく思いつくな」とか

「こんなことによく気が付くな」と

感心することが多々あります

 

 

 

最近はゲームに夢中になっていて

会話も一緒に過ごせる時間も

減ってしまっていますが

娘と一緒にモノづくりを始めると

息子も自ら参加してきます

 

これにより、親子のコミュニケーションの

時間が確保できているのです

 

 

 

これは……

もしかしたら「子育て」そのものにも

生かせるかもしれない……

 

そんな思いが湧いてきました

 

 

 

私自身がアート大好きだということ

そしてSNSで見かけたパステルアートに

心奪われたこと


息子のアート体験による発想力や観察力が

先生から褒められたこと


これらを通して

何かアートでできることがあるのでは

と考えた私は

 

【アート×子育てコーチング】

 

にたどり着きました

 



 

アートは、子育てにとって

非常に大切なエッセンスです

今『STEAM教育』というものが

教育界で注目されています

 

 

 

STEAM教育」とは

科学(Science

技術(Technology

工学(Engineering

アート(Art

数学(Mathematics

 

 

この5つの領域について横断的に学び

「知ること」と「創ること」の

力をつけていく教育理念です

 

 

ここにもしっかりと「Art」が入っているのです

 


アートにより身に着く想像力・創造力は

子どもの人間性と人生を

豊かにする上でも欠かせないものです

 

 

だからこそ、私はアートにこだわった

子育てコーチングを展開しようと考えたのです

 

 

 

リメイクセラピーアート認定講師養成講座にかける想い

 

色々と模索しながら試行錯誤する中で

私は「ただ、アートを教えるだけではなく

ココロを豊かにしたり

子育てに役立つようなことをしたい」

という点にこだわっていました

 

 

そこで閃いたのが

「リメイクアート」です

 



 

私自身、子どもたちが

赤ちゃんの頃に来ていたベビー服や

子ども服に愛着が湧きなかなか捨てられず

「どうにかして取っておきたい」と

思ったことがありました

 

 

もともと、自分が着なくなった服を

スタイや子ども服にリメイクしていた経験もあり

リメイクは私にとってとても身近なものでした

 

 

ベビー服や子ども服に愛着が宿っていても

取っておけばタンスの肥やしになるだけだし

場所を取ってしまうし……

ということで

泣く泣く処分したり

譲ってしまったりする方は少なくないでしょう

 

 

そんな、思い出や愛着が詰まった

ベビー服や子ども服を

リメイクしてアート作品にすることで

 

アート体験だけでなく

「子どもとのつながり」や「親とのつながり」を

感じてもらえるような、そんな講座を開こう!

と決めました。

 

 

 

私が普段していたリメイクは

ミシンや針を使って手縫いでおこなうため

手芸が苦手なママにはハードルが高かったり

赤ちゃんと一緒では危なくて

なかなか手軽に行なえない……

という課題がありました

 

 

そこで、手芸が苦手なママでも

より簡単に、そして安全に

多くのママがリメイクアートを楽しめるよう

全く新しいアート活動を考案しました

 

 

 

そこまでしてリメイクアートに

こだわった理由は

 


リメイクの活動を通して

子どものモノや作品を作り

向き合っていく中で

 


私自身の心が軽くなり

子育てにも自信を持てるようになった

という経験があったからです

 

 

この経験を少しでも多くの

悩めるママさんにしていただければ

きっと、もっと子育てを楽しめる方が増える!

と確信しました

 

 

こうして考案したリメイクアート講座は

好評をいただき受講者の皆さんに

楽しんでいただけていたのですが

どうしても教室でアートを楽しんでも

「その場限り」になってしまう……

という悩みがありました

 

 

 

アートには子どもの可能性を引き出す力があり

これからの時代に必要な非認知能力を

高めるのに役立つ!

 


そう確信していた私は

どうにかして「もっと伝えたい」と

模索するようになります

 

 


アートがもっと身近になり

ママが学んで家庭で生かせれば

もっとたくさんの親子の日常に

アートを取り入れられる!

 


そうなれば

幸せな親子を増やすことができる!

そんな熱い想いがありました

 

 

そこで「私と同じように教室や

ワークショップを開ける

講師さんを養成すれば

このアートの輪はどんどん広がっていくし

家庭でも活用いただける」

というところに行きつきました

 

 

 

これが

リメイクセラピーアート講師養成講座の誕生秘話です

 



 

教室やワークショップを開ける

「講師」となる人材を育成するには

私自身教室経営やビジネスの基本を

しっかりと学びなおす必要がありました

 

 

資格を取得しても

教室やワークショップへの集客が

できなければ意味がありません

 

 

この講座を受講したからには

しっかりと教室運営ができるように

ビジネスノウハウも伝えていかなければなりません

 

 

そのため、当講座では

ただアートの作り方を教えるだけでなく

教室の運営方法や営業方法についても

しっかりとマスターできるような

カリキュラムをご用意しました

 

 

 

『ママになっても、何歳になっても

女性がライフワークを通して人生を楽しみ輝ける』

 


そのお手伝いをしていくことが

私の使命だと自負しております

 

 

 

妊娠、出産、待機児童問題

保育園が見つかっても

子どもの病気によるお休み

旦那さんの転勤、小1の壁、親の介護など……

 

男女平等になってきたとはいえ

ライフスタイルの変化が大きいのはまだまだ女性

 

 

子育ては、とんでもなく大変で

とんでもなく偉大なお仕事です

 

 

しかし、それが

「母として当たり前」で評価されずに

モヤモヤを抱えている方も少なくないはずです

 

 

もちろん、評価されたくて

母親業も子育てもやっているわけではありません

 

 

しかし、疲弊して自己肯定感が下がったり

自分に価値を見出せなかったりする女性を減らし

 

 

もっともっと子育てを楽しめて

子育てそのものを活かして

イキイキと輝ける場所をつくりたい

その想いと使命感でこの養成講座を作りました

 

 

 

今、私は子どもの頃の夢だった

「起業」によって

教室を開きお仕事しています

 

 

大好きな家族のために存分に時間を費やし

子どもたちの笑顔を間近で見守りながら

幸せな日々を送っています

 

 

県内で親子教室を開催し

たくさんのママと子どもたちの笑顔と

世界にひとつしかない

一生の思い出作りの瞬間に立ち会ってきました

 

 

 

現在はワークショップをはじめ

企業様とのコラボ企画(コラボイベント)


市の子育て支援センターでの

外部講師としての活動


また県内のワーキングママとして

取材を受けるなど

精力的に活動しています

 

 

自身オリジナル講座である

リメイクセラピーアート認定講師養成講座では

これまでの経験を全て詰め込んだ

渾身の養成講座です

 


きっと、あなたと

あなたの大切なお子様の人生を豊かにし

お役に立てると確信しております

 

 

近い将来、ママや子どもたちが自由に集まり、みんなで子育てできる

そんなアトリエをもつのが夢です