ずっとこの日を待ち焦がれていた
この場所であなたに逢うことを
その姿を 声を あなたの全てを
限られた時間の中で感じるために

眩しい光と響き渡る音の中に
いつもと変わらず笑顔のあなたがいる
誰よりも楽しんでいるように見えるのは
ここにいる人全てに楽しんでもらうためだ

知ってる歌をつい口ずさんでいると
あなたと目が合ったような気がする
思い過ごしだとわかってはいるけれど
私を見つけてくれたような気がして
ちょっとだけドキドキしてしまう

憧れも ときめきも 恋慕う気持ちも
終演とともに再び胸の奥にしまい込む

この瞬間 この感情を 
現実逃避というなかれ