劇場鑑賞


解説
『誰も知らない』『そして父になる』などの是枝裕和監督による人間ドラマ。親の年金を不正に受給していた家族が逮捕された事件に着想を得たという物語が展開する。キャストには是枝監督と何度も組んできたリリー・フランキー、樹木希林をはじめ、『百円の恋』などの安藤サクラ、『勝手にふるえてろ』などの松岡茉優、オーディションで選出された子役の城桧吏、佐々木みゆらが名を連ねる。

あらすじ
治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は万引きを終えた帰り道で、寒さに震えるじゅり(佐々木みゆ)を見掛け家に連れて帰る。見ず知らずの子供と帰ってきた夫に困惑する信代(安藤サクラ)は、傷だらけの彼女を見て世話をすることにする。信代の妹の亜紀(松岡茉優)を含めた一家は、初枝(樹木希林)の年金を頼りに生活していたが……。

是枝監督がついにカンヌ映画祭グランプリに輝いた本作を劇場で観る機会に

恵まれた。

キャストは是枝監督作品には欠かせないリリー・フランキーと樹木希林。

新たに安藤サクラや松岡茉優も加わり、訳あり家族を演じていた。

治(リリー・フランキー)は日雇いの建設作業員。信代(安藤サクラ)は

クリーニング屋で働いていた。

しかし息子の祥太、帰り道に放り出されていたじゅりとの共同生活は

楽ではなかった。

母初枝(樹木希林)の年金と万引きが生活の支えだった。

治は息子の祥太と買い物をするときにサインを出して、祥太に万引きを

させていた。

祥太は幼いじゅりと買い物に行ったときに、父治の真似でじゅりに万引きを

させようとするが、それが失敗に終わり、やがて家族の秘密が次々と

明らかになっていく。

家族とは何なのか?血筋がつながっているだけで家族と言えるのか?

そして父になるで是枝監督が問うたテーマがここでも活かされ、途中、

泣けそうになる場面もあった。

これは是枝監督の最高傑作と言えよう。

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