劇場鑑賞



解説
『横道世之介』などの沖田修一が監督と脚本を担当し、数年ぶりに
故郷に戻った売れないバンドマンが余命わずかの父親のために奮闘
する姿を描くコメディードラマ。
恋人の妊娠を報告するために瀬戸内海に浮かぶ故郷の島に帰るバン
ドマンを『舟を編む』などの松田龍平が、昔かたぎの頑固な父親を
『悪人』などの柄本明が演じる。
共演は、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大ら。
松田のモヒカンヘアでのパフォーマンスや、松田と柄本の広島弁を
駆使したひょうひょうとした掛け合いが見どころ。



あらすじ
プロのバンドマンになるべく東京で活動していた永吉(松田龍平)は、
付き合っている由佳が身ごもったことを報告するために数年ぶりに広
島の島へ戻ってくる。
頑固な父親・治(柄本明)は息子の永吉につっけんどんな口調で接す
るが、内心はうれしくてその夜、島民たちを誘って大宴会を開催。
しかし、宴会の最中に治が倒れ、がんであることが発覚し、余命宣告
を受ける。
永吉は父親の喜ぶ顔が見たいと奮起するも、なかなかうまくいかず……。



監督が沖田修一なら期待できそうとこの映画に飛びついた。

広島モード全開のこの映画、「矢沢永吉は広島県民の義務教育です」

という父親・治(柄本明)が地元中学校の吹奏楽で矢沢永吉の曲を

指導するあたりが笑える。

そして野球といえば広島カープ、盛んに「キクチー、打てー」と

応援するシーンやお店にカープのグッズがたくさん並んでいる

ところなどもいかにも広島らしい。

永吉役のモヒカンスタイルのバンドマン(松田龍平)が7年ぶり

に故郷に帰ってきて、末期ガンで余命幾ばくもない治の介護に

奔走する。

「親って死ぬんだなぁ」としみじみと語るシーンは悲しい。

永吉の恋人役の前田敦子の演技は決してうまくないけど、

コメディアンヌぶりはよかった。

ゆるっとした笑いと柄本明、もたいまさこ、松田龍平などの演技

は観る価値があると思う。

未だの方は劇場で観てほしい。

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