
劇団キラキラ☆デストロイヤーズの
『Ghost and Strike!!!』
を観劇。

大阪天王寺にある「STAGE PLUS」にて。
赤い壁がパチンコ屋さんでその裏にある小さな小屋です。裏路地のような道を通って行く分かりにくい場所。
初めての場所なのですが
出演者さんが駅からの道を動画にてお知らせしてくれていたのでスムーズに到着。(感謝)
到着すると路地には長蛇の凄い待ちの列。
並んでいる方に聞いてみると、2軒くらいお隣の食べ物屋さんの列でした。
興味持ったので調べて行ってみようかと•••
でも、女性か、若いカップルの人ばかりだったなぁ。
先ずは、パンフレットに書いてあった、あいさつからあらすじを
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さて!(さて?)皆様にとって青春とはなんですか?
なんかこう…色々ありますよね。人それぞれ定義や思い出も違いますしね。
うん。青春なんて言葉に表すには不確かなものです。
今作ではそういった『不確かなもの』すべてをGhostと呼称します。
UFOもこれから起きるかもしれない未来もすべてGhost。
幽霊もそのまんまGhostです。この定義でいくと青春もね‥もしかしたらね。
そんなGhostにまつわる様々な事件を北高ゴーストバスターズと一緒に解決していきましょう。
そう、なにを隠そう。
これはGhost(不確かなもの)を追う、ひと夏の冒険‥
すなわち青春の物語なのです。
知らないけど、どこか懐かしい。
会ったことないはずなのに『友達だったかも!』そんなキャラクターたちと織りなす、
不思議で濃密な青春の世界を、どうぞ最後までお楽しみください。
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そうこの舞台は
青春SF コメディ
主人公の大上清道(横山奏夢)は、なんでも分かりきったような?結果が見えているから今を真剣に生きようとしない宝丘北高の2年生。
幼馴染の三田ハル(零夏)と
清道がその夏の経験を通してどう変わっていくのか?
というのを軸に展開する物語です。
三田ハルとの恋愛にも発展していくのか?と思ったらこれはキレイに外されました。
夏休み映研(映像研究部)が作るという映画の主役として参加する事になった三田、何か青春の想い出となりそうだからと
幼馴染みの清道にもお手伝いに加わるように誘う。
しかし、「こういう映画は一生懸命に作ったけど、結局は落選し、でも頑張ったよな。で終わるんだよ」と全てが分かったようにのりきではない清道。
半ば強引に参加させられ、映像研究部の部長の亀井映太(佐伯龍角散)と主にカメラ担当の腹パンチ(小山し昇吾)のアシスタントとして使われることに
そこで出会うオカルト研究会。
(正式名称は宝丘北高校オカルト研究及び駆除対策実行委員会通称『北高ゴーストバスターズ』)
オカ研のメンバーは部長で天才発明家の岡井レイコ(猫柳ルカ)、
技術アシスタントの森リョータ(てらきたかつき)
レイコに怒られてばかりの坂本サブロー(久保田康裕)
幽霊部員で何故か学校下の洞窟にいる占いが出来る天平素都キララ(神山花帆)
さらにそこに、オカルト研究会の顧問山口先生(萬知明)と、オカルト研究会をなぜか敵対視して潰そうとする生徒会経理担当の松下(一ノ瀬あいみ)が加わり
バタバタな展開に。

生徒会経理担当松下
若い演者だけでは表現しにくく厚みのないお芝居になりがちですが
ワタシ的には部員の坂本と山口先生が味を出しており良いアクセントになっていたなぁ、と感じています。
そこに現れた未来からやって来た少女アメカ(萌々彩)

なんと世界を救うためにこの時代の清道のところへやって来たというのだ。
高い知能と技術力を持ち、そのクセ力は5歳児並みという異星人ナガト(小谷勇太)と戦ってみたり
一球たりとも打ったことがないが、毎日素振りを欠かさない史上類を見ない最強のベンチウォーマー安田力也(山田岳功)が、
巨大隕石をバットで打ち返し、地球を救うというまるで漫画で出てくる様な場面も。
こんなドタバタな高校生活のひと夏の冒険を楽しむという舞台でした。
正直なところ、出演した人が多くゴチャゴチャし過ぎ感が強く
話も2つくらいの話に分けて短編なり2つのお芝居として使うくらいがちょうど良いくらいに盛りすぎ感がありました。
もっとシンプルでも充分に楽しめる作品になったと思います。
ただこういうややこしい考えで観るのではなく、出演した人それぞれを観ていくと
ゴーストバスターズの面々が、バカバカしいと思われる事に一生懸命に取り組んでいたことはもちろん、
周りから馬鹿にされようが自分の決めた道を突き進む力也。
冷めて生きていた清道が力強く積極的に過ごす事に目覚めて行くことなど
出演する方たち
全てが格好良かった!
つまらないと思いながら、ダメだと諦めて過ごして行く人よりも
夢に終わろうが、自分の力を信じて夢に向かって進んでいるすがたの方が、輝いていて格好いい。
そういうのは十分に傳わりました。
つけたし
三田さんと映研の二人が、最初に出てくる場面。
「えっ!?暗くもならずにいきなり始まるの?」
出演者がその舞台の役のままで前説やるとは思いませんでした。この演出は初だったかも。
携帯の電源を切ろうとしていたところで焦っちゃいました。