国生み神話
日本で最古の歴史書「古事記」の冒頭を飾る「国生み神話」
そこには、イザナギノミコト・イザナミノミコトの二柱の神様が生まれたばかりの混沌とした大地を天沼矛で「塩コオロコオロ」とかき回すと、矛先から滴り落ちた塩の雫が固まって「おのころ島」ができたと記されています。

おのころ島で夫婦となったイザナギノミコト・イザナミノミコトは、日本列島の島を次々と生んでいきます。
その中で、最初に生まれた島が淡路島です。

イザナミノミコトを祀った神社イザナギ神宮は同じ淡路島の淡路市にあるのですが

今回行ってきたおのころ島神社は、「古事記」・「日本書紀」の国生み神話に登場する「おのころ島」と伝承される丘に立つ神社であり、イザナギ・イザナミノミを主祭神として祀った神社です。
そんな伝説をもつ「おのころ神社」
そこには何キロか先からも見える大きな鳥居があります。
高さ21.7メートル、柱間口12.7メートル、笠木全長31.2メートルの大鳥居。
本州四国縦貫道の運行中も鳥居は少し見ることは出来ます。
平安神宮及び厳島神社と並び「日本の三大鳥居」のひとつに数えられています。

鳥居の前で一礼。
ここからは神様の道になるので真ん中は歩きません。(真ん中は神の道とされる)

そして清めるために手水舎に。
手水舎での正しい作法は以下のような順序になります。

*手水舎の前で一礼。
*右手で柄杓を取り、左手を清めます。
*左手で柄杓を取り、右手を清めます。
*右手に柄杓を持ち、左手で水を受けて口をすすぎます。
*口がついた左手を清めます。
*両手で柄杓を持ち、持ち手を下げて(杓の部分を上げて、水を柄につたわせる)持ち手部分を清めます。
*柄杓を戻し、軽く一礼


そこから階段を上がっていくと上がり終わった右側にあるのが
鶺鴒石(せきれいいし)
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 イザナギノミコト・イザナミノミコトの二神様は、正殿前にあるこの石の上に
つがいの鶺鴒(せきれい)がとまり夫婦の契りを交わしている姿を見て、夫婦の道を開かれ御子様をお生みになられました。

ここでは、特殊な拝み方もあるようで

一人で来た時には
新しい出会いを希望する場合  白→赤を握って祈願
今の絆を深めたい場合は  赤→白を握って祈願

二人で来た時には
男の人が赤、女の人が白の綱を持ち、手を繋いで祈願するというふうにするようです。
 
で、拝殿
ここにはイザナギノミコト・イザナミノミコトと菊理媛命(キクリヒメのミコト)が祀られています。
菊理媛命とは、イザナギノミコトとイザナミノミコトを仲直りさせたということから縁結びの神ということになっています。

一応一般的な参り方も

二礼二拍手一礼

拝殿の前で礼をします。
お賽銭を入れます。
鈴を鳴らします。
2回礼をします。
少しだけ右手を下げて2回拍手をします。
お願い事をします。
1回礼をします。
拝殿を離れる際に、再び礼をします。


この本殿の左には御神木、右には八百万の神ということで二人の御子様が祀られています。
淡路島から始まり、四国…など日本を生んだ後も
天照大御神(アマテラスオオミカミ)や月読命(ツクヨミノミコト)、素戔嗚尊(スサノオノミコト)など皆さんが知っているような神様や
島・山・金・土・水・風など様々な自然の神様を生んでいるとされています。
最後は火の神様を生みイザナミノミコトは亡くなります。

万物に宿るたくさんの神様、多くのという意味で八百万という表現になっています。

おのころ島神社では、
縁結び、安産などに御利益がある神社といわれています。
お相手がいない方も、交際中の方も、子宝に恵まれたい方も行ってみて欲しいですね。

この場所から400メートル程離れたところに「天の浮橋」という二人が立って日本を作り始めたという場所もあるので、お時間のある方はそちらも行ってみてください。


実家での片付けや畑仕事をやっていたのですが、お昼前からポツポツと雨が降ってきて
母の見舞いは面会が14時以降でないと出来ないので、少しの時間を利用して行ってきました。

古事記などは、ネットなどで調べながら書きましたが、間違っている情報もあるかと思います。ご勘弁下さいませ。