「紅茶のすべてがわかる事典」Cha Tea 紅茶教室 ナツメ社 | もっこす野郎 3分Hacking!

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インド生活の気づきや学びを3分でご紹介!

心は九州、体はインド在住おやじの
「写真&キャプション」世界です!


「紅茶のすべてがわかる事典」Cha Tea 紅茶教室 ナツメ社

まったくの余暇として、紅茶を学びたいと思って購入。
全ページカラー&写真豊富のため、
初心者の私にはわかりやすく、GOODですバイ。

PART1 紅茶のおはなし
PART2 紅茶をおいしく淹れる
PART3 ブレンドティーに挑戦
PART4 バリエーションを楽しむ
PART5 ティーフードを用意する
PART6 ティーパーティーを開く
PART7 紅茶をもっと楽しむためのカタログ

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「インド=紅茶の国」と思っていらっしゃる方が多いですが、
正確には世界一の紅茶の「生産国」であって、
日本人がイメージするストレートティーは上流階級を除き一般的ではありません。

インドではイギリスで使用するような高級茶葉の最大の生産地ではありますが、
消費に関しては、下級茶葉を使用したミルクたっぷりのチャイで楽しんでいます。



ダージリンなどの高級種は、すべてがイギリスなどへの外国輸出用です。
アッサムなどで作られた、葉っぱが粉々になってしまったCTC製法の下級茶葉を
インドではチャイとして利用しているのです。

茶葉とミルクを一緒に煮て、茶こしを通して注ぐのがチャイです。
ちなみに暑い夏でも、平気でホットです!



2006年の統計では、
インドは84.7万トンのお茶を生産(世界一)し、
68.1万トンの紅茶を消費(世界一)しています。

しかし一人当たりの紅茶の消費量で行くと、
1位:グルジア
2位:アイルランド
3位:イギリス
となり、インドは35位に過ぎません。

人口が多いので消費も世界一ですが、
その多くはチャイ用の下級茶葉です。

紅茶を勉強しようと思い気がついたのは、
インドではイギリス流のティースタイルを学べる場がないこと。
知り合いのインド人に聞いても、
ミルクやマサラなしのストレートティーを楽しむ習慣はありません。

経済発展でだいぶ変わっているのではと感じていましたが、
食生活に関しては保守的ですバイ。