「インド対パキスタン」核戦略で読む国際関係 西脇文昭著
南アジアの国際関係だけでなく、
原子力発電や核兵器の仕組みを知る上でも入門書としてわかりやすかったです!
印パ関係と言えば、カシミールをめぐって因縁の対決をしているというイメージ。
でも最近はクリケット大会でパキスタンのギラニ首相がシン首相の招きで訪れたように、
ちょっと仲直り?してます。
中国とインドは伝統的に仲が悪かったので、
中国はパキスタンやスリランカなどインドを取り囲む国を味方に付けて
インド包囲網をつくる「真珠の首飾り」戦略を取っています。
ところが経済成長でインドと中国の結びつきが強まり、
従来の構図も崩れてきており、
南アジア情勢を俯瞰して捉えることが難しくなっています。
この本はそうした
悩める南アジア・ウォッチャーに
指針を与えてくれる良書です!
長くなりそうなので続きは次回!