アンナ・ハザレ氏のハンスト 〜ガンジー信仰は今も続く〜 | もっこす野郎 3分Hacking!

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「写真&キャプション」世界です!

インド政府に対し、
汚職を防ぐためのオンブズ法案の提出を求めている活動家アンナ・ハザレ氏が
4月5日からニューデリーでハンガーストライキをしていました。
ハンストを報道で知った民衆が次々に加わり始め、
政府はきょう、
ハザレ氏の要求をほぼ全面的に受け入れることを決めました。


アンナ・ハザレ氏(73)
http://www.annahazare.org/

インドが汚職がひどいのはインド在住なら、みな知っている事実。
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もっこす野郎の例:
引っ越ししてガスを利用する許可を得るのに申請から1ヶ月。
「もっと早く許可を出してほしいなら、1000ルピー」と言った具合に、
平気で要求してきます。
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許認可が多すぎるのも、
役人が賄賂を要求しやすい温床になっています。

今回考えたのは汚職ではなく、
インド独立の父であるガンジーさんの存在が、
インド国民のDNAに今も受け継がれている
ということ。

アンナさんはインド独立のときに
ガンジーさんとともに行動をしたと言われています。

非暴力の伝統にのっとり、
アンナさんは4日ほどハンガーストライキをやったわけです。

アンナさんの動きはツイッターやfacebookでも連動してつたえられていました。

中東発の民主革命がインドに?という訳ではなく、
facebookやツイッターはインドの警察や自治体も利用しているので
その流れだったと思います。

私も現場に行ってみました。

仕事帰りのサラリーマンたちが
デモ行進に参加したり、
ハンストにも加わっているところを見て、
自分の手でこの国は変えられるんだと言うという信念を感じました。

その人々が口々に言うのは
アンナさんは第二のガンジー」ということでした。


ハンスト現場にはガンジーの写真も。

ガンジーさんは言うまでもなく、
インド独立の父であり、
多民族国家インドをまとめる精神的支柱です。

そのガンジーさんの再来としてアンナさんを国民は尊敬しているのです。

選挙だけでなく、
デモやハンストで政府へ要求する伝統と国民のメンタリティ。

襟を正してインドの民主主義に敬意を払わなくてはと感じました。