今から20年前、当時18歳になって間もない自分へのプレゼントとして、アコースティックギターを買った。
熊本パルコの島村楽器で、3万円で売ってた初心者向けのエレアコだ。
当時、高校3年生だった僕は、卒業を目前に控えながら進路が決まっておらず、クラスメイトや周りの友人達は皆進学したり就職が決まったりする中、1人だけ前に進めずにいて、音楽というやりたい道はあったけど、踏み出す勇気も無く、投げやりな気持ちで路頭に迷っていました。
結局、何も決まらず高校を卒業し、目的も無くアルバイトをして過ごす日々が続き、気付けば3年の月日が経ってしまっていたけど、その3年の間には幾つかの貴重な出会いがあり、次第に決意は固まり、21歳の秋に、夢とアコギを担いで単身上京しました。
よくある「東京に憧れて田舎から出てくる話」です(笑)
幾つかの出会いは話すと長くなるので割愛しますが、音楽という夢があったからこそ、シンガーソングライターという理想を描いて、その理想があったから、東京へ行こうと計画を立て、上京する計画を立てたから、東京近郊で寮付きの仕事を探して、運良く八王子にある半導体の工場で働けることになって、生まれ育った故郷熊本を離れ、上京しました。
あれから随分と時は流れて、音楽で食べて行くという夢は叶えられなかったけど、八王子から始まって、池尻~戸田~高井戸と住んだ東京での暮らしには、沢山の出会いや思い出があり、恋や夢や友達や音楽仲間、そのすべてが大切なもので、そして柏に住んでいる今、愛すべき家族に囲まれて、自分にとって掛け替えのない宝物です。
振り返るにはまだまだ早過ぎるけど(笑)
そして、ちょうど20年前に買ったアコースティックギターも幾つか故障箇所が増えてきて、もちろん生涯大切にしたいけど、ちょうど20年目の記念に、2本目となる新しいアコースティックギターを買いました。
ギブソンかマーティンが欲しいけど、こればっかりは高くて手が出なくて、K.YairiやTaylorで悩み、絞り込んでCole ClarkのFat Lady2に決めようと考えてた所、最後の最後でたまたま訪れたギブソン専門店で、店員さんの温かさやお店の雰囲気、そして試奏させてもらったJ-45に惚れて、奥さんの承諾を得て(ココが1番重要、笑)、晴れて購入させて頂きました。
もう10年くらいアコギから離れてるけど(去年の秋に久々にLIVEで弾かせてもらいましたが)、また初心に戻ってアコギの練習に励みたいと思います。(^-^)
尊敬する吉田松陰の言葉にこんな言葉があります。
夢なき者に理想なし、
理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、
実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。
僕は音楽で成功はしていません。
だけど1つだけ確信を持って言えること、それは「夢を持つことはとても大切なこと」。
月並みかもしれませんが、その事に気づいた38歳の誕生日でした(笑)
さーて!
アコギを弾きまくるぞー(((o(*゚▽゚*)o)))♡