暑い日にはいつも思い出します。

YUIのLIFEをウォークマンで流してチャリンコで家を飛び出したあの日。

確か前日の夜から寝ずに家出計画を練りながら朝を迎えたかな。

13歳の夜。

人生を変えたいと強く願った日。

非人道的な虐待を受ける毎日から逃れようと必死に自転車を漕いだ。

着いた先は都内の公園。初のホームレス生活。
まさに当時話題となっていた「ホームレス中学生」を体現していた。

そこから先

どこに、誰に、どう助けを求めればいいか分からなくて、公園でただ、大人のホームレスと一緒になって佇んでいた。

すると、数時間おきに知らない男の人が声をかけてきて「どうしたの?仕事手伝ってくれないかな?」って言ってきた。

戸惑って何も返せないでいるとそのまま立ち去った。

公園は危ないと感じて、深夜はマクドナルドとコンビニをハシゴしながら過ごした。

また声をかけてきた。今度はおじさんだ。

「お腹空いてるだろ。ラーメン食べさせてあげるからおいで。」

判断能力が未成熟だった私は、空腹に勝てずについていった。

そしたら本当にラーメン屋さんに連れてってくれた。美味しかった。

だけど

その後閉店してるショッピングセンターの屋上にある広場に連れて行かれて

人気の少ない場所で身体を触ってきた。そしてキスをしようとしてきた。

13年生きただけでは、この行動が何を意味してるのか全く理解出来なかった。

だけど、本能的に気持ちが悪かった。

「今日の仕事終わったらまた迎えに来るから。服も身体も汚いから、お風呂入れてあげるね。」

そういっておじさんは私を解放した。

その後、そのおじさんには会うことはなかった。

家出少女。

この季節はきっと増えるだろう。

もし貴方の元に家出少女が現れて、助けを求めてきたらどうしますか。


高校生の男の子が家出少女を児童相談所に繋いでくれたというニュースを知った。

その子の未来を繋ぐために、今何がしてあげられるか。

私は今法律家を目指し勉強をしています。
将来は恵まれない家庭環境で育った子供の未来を整備していける弁護士になりたいと考えています。

養護施設を出た後、社会人となり、その貯金と奨学金で今の勉学を支えています。

家出少女でも、養護施設出身でも

自分の人生を諦めずに歩んでいける。そんな社会を作っていきたい。