振り返り
等しく時間は流れて行く…。
私の時間も流れて行く…。
でも私の脳内思考は全て停止。
というか、考える事全てを拒否していた。
告知された現実とこれからやらなければならない事すべて脳細胞が受けつけない。
病院で借りた乳がん治療ガイドラインの本も放り出したまま。
(まさか〜⁈私が〜⁈ウソやろ〜⁈なんで〜⁈)
数日はそれしか頭に浮かんでこなかった。
少しづつ気持ちが落ち着いてきて考える事は
(がん治療辛い〜⁈死ぬかも〜⁈両親になんて言おう〜⁈親不孝者やな〜!ごめんな〜‼︎
ぱぱ ごめんな〜!子供達 ごめんな〜!)
そんな私に旦那さんが言ったひとこと
「なってしまったものはしょうがない。前に進むしかないでしょ。」
ふっと体が軽くなった。やる気スイッチが入った瞬間だった。
次の日、ガイドラインの本を読んでみた。
ひゃー読めば読むほど逃げ出したい〜!
半端な知識がある分、結果も想像してしまう。
やる気スイッチ切ろうかなぁ?とつい思ってしまう。そんな気持ちが行ったり来たりした。
告知時、
旦那さん46歳
長女 高校2年
長男 中学1年
実家の父母は80代と70代で健在
血縁者には乳がん、婦人科系のがん経験者はいない
(関西出身なのでチョイチョイ関西弁になる)
実家の父母に言ったらショックでぽっくり逝っちゃうかもしれへん。
いい意味で実家とは離れて暮らしてるから
実家に報告は治療等がひと通り落ち着いてからにしようと思った。
このまま私の病気の事は知らずに逝かせてあげてもそれはそれで親孝行かなと思ったり…。
とりあえず目の前のステージをひとつひとつクリアしてくかな。
かかって来いや〜!がんのヤロ〜!