さきほどの幽霊話(↓)にスタさん、(あれ、スタさんでいいのかな?)が付き合ってくれたので、これを機に、話ができました。というわけで載せますよー
【スタさんとお鍋食べるよ!】
うさぎ耳をつけた少女が、幸薄そうな少年と、巫女姿の少女に声をかける。
スタ「浩一くん、光さん、みいさんとこ行こう!」
浩一・光「? 何かあったの?」
スタ「みいさんからこんなの来たんだよ!」
うさぎ耳をつけた少女、スタさんは、紙を二人の前に出した。
二人はその紙を見ると、幸薄そうな少年、浩一が手紙の内容を読む。
浩一「えっと、『鍋会やります。来てね!』」
光「これに行くんですか?」
スタ「ん!さあ、行こうすぐ行こう!」
浩一「ちょ、ちょっと、待って・・・」
光「浩一さん、靴を忘れてますよ!」
浩一「スタさん、靴ぐらい履かせて~!」
ウキウキしてるスタさんには、浩一の声は聞こえなかった。
みい家、周辺。
小さな青い鳥はプリプリ怒っていた。
みいの同居人の内の一人、火夜子だ。
火夜子「まったく、みいさんにも困ったものピヨ!急に鍋会をするから手伝ってなんて!」
火夜子はみいの突然の思いつきから逃げていた。
少し遠いところで、鍋会の様子を見ていたみいの声が聞こえる。
みい「あれー?火夜子はどこ行ったの??」
もも「逃げたよ~」
みい「え、マジで?」
もも「うん」
みい「・・・ま、いいか。ミキ(料理)とカイト(雑用)とFD(雑用2)がいれば、鍋会も無事に終わるよね!」
もも「おねーちゃんは?」
みい「私は片付け係!」
もも「じゃあ、ボクはそれを見る係!」
みい「見るだけかいっ!」
みいが妹にツッコむと、みいとももは同時に笑い出した。
火夜子はそれを見ながら、脇にあった茂みに入り込んだのだが、先客がいた。
先客はその身体を震わせ、うずくまっていた。
見えるその背は小さい。
火夜子はその背中に声をかける。
火夜子「ピヨ?お前、何でこんなとこにいるピヨ?」
男の子「お母さんとはぐれちゃったの・・・」
火夜子「なんだ、それなら、火夜子がいっしょに探してあげるピヨ!」
いい暇つぶしができたと思い、火夜子は男の子の肩をバシバシ叩いた。
水色のシャツと白い半ズボンを着た白髪の少年は、目に涙を溜めて立ち上がる。
?「あれ?見慣れない男の子がいますよ?」
火夜子はその声を聞き、そっちを見た。
そこにはスタさんの後ろを大人しくついてくる浩一が見えた。
ちなみに彼は何故か靴をはいてなかった。
火夜子は浩一を見て、肌を逆立てた。
火夜子「ピヨ!浩一ピヨ!!」
火夜子の形相は怖いくらい歪んだ。
浩一の後ろから、光が火夜子を見る。
光「私もいます。浩一さん、はい。靴どうぞv」
浩一「あ、ありがとう。光さん・・・///」
スタ「火夜子ちゃ~~~んっ♪」
スタさんは火夜子を見つけるなり、抱きついてきた。
最初はなすがままな火夜子だったが、苦しくなり、抵抗する。
火夜子「離すピヨ!火夜子はこの子どもと話してるピヨ!母親とはぐれたらしいピヨ!」
ビシっと右翼を男の子に向ける火夜子。
三人に見られ、怯える男の子。
男の子を見て、何かに気づく光。
光「あら、この子は・・・?」
火夜子「光の知ってる子ピヨ?」
光「いえ、違いますけど・・・」
浩一「スタさん、俺、火夜子ちゃんに嫌われてるんでしょうか?」
スタ「そりゃー浩一は、火夜子の恋の障害だからでしょ」
浩一「な、何で!?俺、火夜子ちゃんとツバクロウの恋をジャマしたことないよ!?むしろ応援してるんだけどっ?!」
スタ「なんで、でしょーね?」
ニヤニヤ笑うスタさんに話しかける人物がいた。
騒がしさに目を向け、スタさんたちに気づいた、青いツインテールのみいだった。
みい「それって、浩一くんの体質のせいだよね?」
スタ「うん、あの体質で恋のジャマしてるからだよ」
みい「浩一くんのせいじゃないのに、浩一くんのせい。かわいそうな奴・・・」
浩一「しくしく・・・」
みい「それよりも、今日は来てくれてありがとうね!」
スタ「こんな美味しそうなイベントがあるって聞いたら、そりゃー、来るでしょう!誘ってくれてありがとうね!」
みい「いっぱいあるからどんどん食べてね!」
スタ「うん!あ、ところで、みいさん、この子知らない?」
みい「え、この子?」
スタさんは、みいに男の子を見せる。
スタ「何か、火夜子ちゃんの話だと、お母さんとはぐれたらしいんだ」
みい「あっちゃー、こういう時は迷子センターかな?」
スタ「・・・みいさんとこに、迷子センターあるの?」
みい「いや、ないよ。冗談だよ。迷子センターじゃなくて、警察かなwww」
スタ「なんだwww」
落ち込んでいた浩一が、男の子を見る。
人が好い、浩一が男の子の手を引こうとすると、何故か触れなかった。そこへスタさんの腕の中から逃げた火夜子が攻撃を仕掛けてきた。くちばしを、浩一に突き立てようとした。だが、浩一は足元が滑り、浩一は身体のバランスを崩してしまった。
浩一「うわわわわっ!!」
光「浩一さんっ」
支えようとした、光の手も虚しく、地面から突き出ていた大岩に頭がぶつかり、浩一は気絶して
しまった。
火夜子「ぴ、ピヨ?火夜子のせいじゃないピヨよ??!」
光「わかってます。浩一さんの体質のせいですから・・・」
とっさに、手で目を覆っていた光が恐る恐る倒れた浩一を見る。
光「よかった。キズは浅いようです」
スタ「いやいや、血がドバドバ出てるじゃん」
みい「白目向いてるし」
光「ええ、だから、浅いんです」
スタ「うわ~浩一くんってそんなに傷だらけ人生なの?」
みい「これは、早く彼女か嫁をもらって、支えてもらわないと、早死しますな」
スタ「ですな」
うなづき合うスタさんとみい。
人数が増えたことに、ますます目に涙を溜めて、母親を呼ぶ男の子。
男の子「・・・お母さんどこ?」
みい「知らん!なーんてね」
男の子「うっ」
みい「ご、ごめん。ちょ、待って泣くな!泣いても母親は出てこん!出るのは涙だ!」
スタ「みいさん、落ち着いて」
みい「泣いてる子は苦手なんだよ~・・・」
情けない声を出すみいと、落ち着かせようとするスタさん。
そこに違う声が聞こえる。
光「あなたのお母様はこちらですわ」
そう言うと、光の雰囲気が少し変わり、微笑んだ。
光「『コウキ』」
男の子「僕の名前・・・なんで?」
光「『迎えにきたわ』」
男の子「お母さん・・・?」
光「『ええ』」
コウキ「お母さんっ!会いたかった!」
光「『ごめんね。でも、もう大丈夫よ。これからはいっしょだから・・・』」
コウキ「うんっ」
光「『さぁ、行きましょう』」
満面の笑顔になったコウキの姿はだんだん薄くなり、光りの粒子が空に登っていく。
さっきまでいた場所には何もなかった。
みい「えーと、スタさん?」
スタ「なに?みいさん」
みい「消えたね」
スタ「うん、ワープかな?」
みい「イリュージョンかもよ?」
スタ「もしかしたら、瞬間移動とか!」
少し混乱気味に話す二人に光が呆れながら、声をかけた。
光「コウキくんはさ迷う幽霊だったので、母親に迎えに来てもらったんですけど・・・」
スタ「ということは」
みい「・・・」
スタ・みい「「ひええええええええっ!!!幽霊~~~~~っ!!!!」」
ガシッとお互いの身体を抱きしめ合いながら悲鳴をあげる、みいとスタさんだった。
おしまい。
ちなみに、鍋会はちゃんとやりました。
みい「幽霊っているんだねぇ・・・」
スタ「見えないと思ってたよ」
みい「ははは、あ、しいたけ美味い」
スタ「白菜も美味しいよ!」
みい「豆腐も美味しいな!」
スタ「うんうん!!」
もぐもぐもぐもぐ。
その様子を見ていた火夜子と光。
火夜子「幽霊よりも食い気ピヨね」
光「ですね・・・」
浩一「うーんうーん・・・」
光に膝枕されながら、うなされている浩一を見て、火夜子がため息をついた。
火夜子「こいつの体質さえなければ、火夜子も嫌いじゃないピヨけど・・・」
光「浩一さんの体質は、もうどうしようもないですから・・・」
火夜子「わかってるピヨ。生まれてきたかわいそうなこいつの定めピヨ」
光「そんなに大きなことじゃないと思うんだけど・・・」
火夜子「光、早く、浩一の嫁になって、なんとかしてあげてピヨ」
光「よ、嫁っ!?」
火夜子「こんな浩一に付き合えるのは光しかいないピヨ」
光「え、えっと///」
火夜子「光、次はツバクロウ様も連れてくるピヨよ!」
光「は、はぁ・・・///」
ほんとにおしまい。
さりげに、浩光が入ったんだけど、ま、間違ってないよね!
カップリング間違ってないよね!!?wwwww
白菜鍋食べたいです!!(*´∀`*)ノシシ バンバン!!
えーと、なんて呼べばいいのかわからないけど、某さん、お付き合いありがとうございました!!
こんな感じですぞ!!
火夜子と光が友達フラグwwwwwwww