1トンの塩
こんにちはー。今回は久しぶりに、Dさんネタ以外のことを書いていきたいと思います。あんまり婚活には関係ないです…。いや、ちょっとはあるかも。笑私の数少ない趣味は読書です。通勤に時間がかかるからもりもり読める!最近読んで、「これは恋愛中に沁みるなあ」という本があったのでご紹介します。それは芥川龍之介、朝井リョウ他『本なんて!作家と本をめぐる52話』キノブックス簡単に内容を説明すると、52名の作家の読書体験や本についてのエピソードをまとめた本です。いろんな作家さんが本について語るという、本好きにはたまらないエッセイ集。現代作家の比重が多いので、現代作家をよく読まれる方のほうが「ああ、あの人か!」となって面白いかも。私はほとんどの人が名前を知っているだけでした\(^o^)/で、本題に入りまして。これに収録されている、須賀敦子「塩一トンの読書」が良かったんですよーーー。盛大なネタバレなので、読む予定だという方はスルーしてください(._.)須賀さんはイタリア文学者です。人生の大半をイタリアで過ごし、イタリア人の旦那さんと出会い、結婚。そこで、お姑さんから言われた言葉が深く心に残っているそうです。以下、ピンク色の文字は本文の引用。「ひとりの人を理解するまでには、すくなくも、一トンの塩をいっしょに舐めなければだめなのよ」どういうことかと尋ねる須賀さんに、お姑さんはこれをまた自分のお姑から言われたのだと言って説明します。「一トンの塩をいっしょに舐めるというのはね、うれしいことや、かなしいことを、いろいろといっしょに経験するという意味なのよ。塩なんてたくさん使うものではないから、一トンというのはたいへんな量でしょう。それを舐めつくすには、長い長い時間がかる。まあいってみれば、気が遠くなるほど長いこと付き合っても、人間はなかなか理解しつくせないものだって、そんなことをいうのではないかしら。」ほーーーーーーー。(感心)私は人のことを分析するのが好きだし、面白いと思っているけど、やっぱり深い理解に至るには、それ相応の時間が必要なんですよね。長い人生を歩んできたのだから、少し会ってみただけではわからないことってたくさんあるよなあ、そりゃそうだよなあ、と深くうなずいてしまいました。婚活でいろんな人に会って、ちょっとした言動で「この人はこんな人だ!」と決めつけがちだったのを反省。実際にDさんとお付き合いしてみて、出会ってしばらくたたないとわからなかったことが最近見えてきたような気がします。(意外に硬派だ…!とか(失礼)、意外に引きずるタイプだ…!とか)また、この教えはなぜ砂糖でも酢でもないのか、というのは塩はしょっぱくて一気には舐められないため、他の調味料より体感的にわかりやすいからなんでしょうね。深い!あと、私がこれを読んで思ったのは一トンの塩を一緒に舐めても良いと思える人を見つけられるかどうか?ということ。結婚相手だったら、それこそ塩を一トン、いやその1/3くらいは一緒に舐めきってしまえるかもしれないくらい、長い時間を共にするわけです。付き合いたては良いかもしれない。でも、将来のこととなると…??正直、Dさんとだとどうかな?と考えるとよくわかりません。Dさんは所謂良い父親タイプではないし、「しょっぱいの飽きたから桐子ちゃんに任せる(・ω・)」とか言いそう\(^o^)/笑すごく想像できる。笑婚活ブログを読んでいると、みなさん割と早めの段階でお互いの結婚観を確認されているんですよね。私たちはというと、 結婚式はしたくないとか、子どもはどういう風に育てたいかとか、曖昧にしか話していません。…というのも、女性から結婚の話題を持ち込むのは重いと思われそうだし、Dさんが結婚についてそこまで考えてはいないように思えるからです。男性はまだ時間があるのかもしれないけど、私はそんなことないんだからねー!! と思ってもやもやすることもありますが、会ってると楽しくて、そういうことを考えなきゃいけないのを忘れます\(^o^)/アホそういえば以前、6年付き合って婚約した子と、3年付き合って婚約間近な子と遊んだ際に「彼氏に結婚願望があるのか分からない」と言ったところ、いやいやそういうのはもっと先でないと(笑)という反応だったのでやっぱりまだまだなのかなー。うーむ。私は早く結婚したいのだけど…。とりあえず週末はデートなので、あまり考え過ぎず楽しんでこようと思います!よろしければ押してください↓にほんブログ村