七月大歌舞伎 昼の部を観てきました。
一度観てみたかった夏祭浪花鑑。
大好きな玉三郎サマ、歌舞伎座初公演となる中車にも注目。もちろん海老蔵も。
花道に近い良いお席でした☆*.+°
最中アイスは特別美味しい訳でもないけど必ず買ってしまいます。
お祭りでソース焼きそば買っちゃうのと同じ感覚かな笑
ご一緒したお友達、1人で鑑賞することが多いらしく、1人だとなかなか出来ないから…と幕間のお昼に歌舞伎座内の吉兆を予約してくれてました。
さて、夏祭。
これは海老蔵の当たり役ですね。
見せ場が彼に合ってる。
以前より声も格段に通るし、要所要所でキチッと決まる、その精度が抜群に上がっていると感じました。
中車はあの役だから乗り切ったという感じかなぁ。勘三郎さんが団七を演じていた時の義平次役は歌舞伎役者ではなく名俳優さんだったと聞きますが、そういう意味でも中車は良い役もらったな~という印象。
物凄く辛口なことを言うと、コミカルに演じていてそれはそれで面白いし、良いのだけど、勘三郎さんの面白さとは決定的に違う。そもそも勘三郎さんと比べることが無意味なのだけど、中車のコミカルさは誤解を恐れずに言うなら、一歩間違えれば志村けんとか加藤茶とか、そういう路線に見えてしまう笑
でも、とにかく努力家な方だと思うので、これからどんどん切磋琢磨して中車らしさを創り上げていくんだろうな。
今後、他の役をどう演じていくのか楽しみです。
そして、憧れの玉三郎サマ。
本当に短い時間でのご出演でしたが、それはもう圧巻の一言。そこにいるだけで場が華やぎ、目が離せません。
華やかな衣装がお似合いの玉三郎サマ。
今回は地味目なお着物なのに、『顔に色気があるから』。そのセリフもそりゃ出るだろうなと思わせる、流石の存在感でした。
特に今回は玉三郎サマ演じるお辰という女性にも憧れを抱いたなぁ。
私もああいうカッコイイ女性になりたい、最後のセリフなんて泣かせる台詞ではないはずなのに、涙が出ました。
拍手喝采。素敵だな…。
まだまだ私なんて歌舞伎初心者なので演目でわかりやすいものを選んで観ている段階です。それでも私の心を魅了してやまない歌舞伎。
昔の文化や人物からの学びを大切に、先代が伝えたかったものを感じ、現世で活かしていきたいです。