周囲で評判の高い鮨さいとうさんへ
ランチに行ってきました
口コミによると『初回は絶対迷う』とのことでしたが、
得意の嗅覚(?)で難なく到着
でも、本当に噂通り駐車場の一角にお店があるといった感じで、
これがかの有名なお店なのかとさすがにビックリ
そんな動揺を隠しつつガラガラと引き戸を開けようとしていると
入り口で大将とバッタリ・・・
ズキューン
あまりの男前ぶりに、私の目はハートマーク
一瞬でこのお店の虜になってしまいました(笑)
だって大将、私が中学生時代好きだった美容師さんに
激似なんですもの~(超!)私的すぎる感情により
一気にボルテージの上がった私
とぃぅわけで今回は多少私情の絡んだレポになるかも
しれませんが、どうかご了承ください
・・・さて、お席はカウンターのみの全7席。
決して広いとは言えませんが(むしろ狭い)、清潔感あふれる
店内と座った瞬間に手渡されるおしぼりのサービス、若い
お弟子さんによる飲み物のオーダーを取るタイミングなど、
心地いいお店のペースがとても爽やかで好印象です
飲み物を待つ間、大将から何貫ぐらい食べられるか聞かれます。
10・15・18貫から選ぶことができ、(もちろんそれ以上も)
大将に惚れ込んだ私は18貫と言いたかったけれど、
残念ながら1時間でお店を出なければいけなかったので、
泣く泣く15貫で我慢です
でも、仕事があるので1時間で出たい旨を伝えたところ、
『もちろん大丈夫』と素敵すぎる微笑みを
返してくれました うぅ~~、またもやノックダウン
① 真子鰈
なんと舎利が暖かくてビックリ
後で口コミを読んでいたら、オンタイムでいただくと舎利が
暖かいことが結構あるのだそう。それっていかがなものかと
正直なところ思いますが、大将が素敵なので許しちゃう
ちなみにお手塩はなく、すべて味がついた状態で置かれます。
手で食べる方のための冷たい手拭も用意されています。
② 鯛
舎利の温度がやや良くなってきました(笑)
③ コハダ
キラキラと光る綺麗な皮はずっと眺めていたくなります。
④ 漬けマグロ
このあたりから美味しくなってきました
ワサビ苦手な私は、少なめでお願いしたのでそのあたりの
バランスも私にとってはすごく良かった
⑤ 中トロ
我が家のもじゃにも持ってあげたくなる美味しさ
⑥ 大トロ
通な方(?)は中トロがお好きと聞きますが、お子ちゃまな
私は脂ばっちり乗りまくりな大トロが大好き
あの脂が口の中で舎利を包むような感覚がたまりません
⑦ 墨烏賊
こちら、もっともこの日感動したネタです
数本包丁を入れた表面に、ほんの少しのお塩を
かけ、さらにスダチを絞ったもの。
ワサビは極限まで少なくしてあり、爽やかな酸味と
柔らかい烏賊の食感に悩殺されてしまいました
⑧ 白海老(富山県のもの)
こちらもビックリだったネタの1つ。
小さな白海老を網のように組み合わせ、ギュッと握られて
お箸で持っても崩れません
どうしてこんなことができるのすごいすごい
と
やたらと感動していたら、
『うちで修行してもらえればできるようになりますよ』
とキラーパスが飛んできた(←勘違い
)
いよいよワタクシも脱サラのタイミング到来か
⑨ 車海老
熱々に蒸されたものをお弟子さんが殻を剥き、それをすぐに
大将が握ってくれます。
大きな大きな車海老だったので、私の小さな口に入るか隣で
母が心配していましたが、私の口は確かに入り口は小さいけれど
奥行きがあるから大丈夫と威張っていたら、大将も笑顔。
『それは良かった』と喜んで下さいました
大将からのどんなネタも受け止めます
⑩ 鯵
舎利とネタの間にほんの少しの紫蘇を挟み、
上に叩いたアサツキと生姜を乗せたもの。
このアサツキ&生姜、紫蘇、すべてのバランスが
絶妙でとても清々しいお味でした
⑪ 小柱の軍艦巻き
少し表面を炙ったような小柱は、お箸だとハラハラと
落ちてしまいそうだったので、こちらだけは手で。
⑫ 鰹
鯵と同様、紫蘇を挟んで爽やかな味わいでした
⑬ 馬糞雲丹
こちらは握りでも軍艦でもなく、小さなお皿の上に鞠のように
置かれた御飯に、とろけるような雲丹を乗せ、上から
ほんの少しワサビを乗せて仕上げたもの。
予想以上に甘くて美味しかった~
⑭ 穴子2種
1つはワサビ醤油で、もぅ1つはタレで。
穴子独特の泥臭さ、やっぱり好きです
⑮ 干瓢巻き
最後は干瓢巻き。ふにゃふにゃこりっ!とした食感が
滅多にお鮨はいただかない私ですが、いただく時は必ず
〆は梅紫蘇巻きと決めているので最後に
追加でオーダー。
やっぱりお口の中がすっきりします
あっという間の1時間。
ひさしぶりのお鮨でしたがすっかり満喫しました
私はお恥ずかしながらお鮨を日本で食べた経験がほとんどなく、
今までに行ったことがあるのは久兵衛と逸喜優のみ(笑)
特に真夏と冬は食べない主義なので、自動的にお鮨を
食べたいと思うシーズンも限定されてきます。
そんな偏った私が感想を述べるなんて僭越ですが、
1貫握っては1人に出し、そしてまた1貫握ってはもう1人に
出し、という配慮、何より1貫1貫、心を込めて握って下さる
姿勢が(かっこよくて)本当に嬉しかったです
また、2回転するので遅れていらした3人連れのお客様には
3貫をまとめて作って出していました。このあたりの気配りの
バランスも大変そうだな~としみじみ思ってしまいました
大将だけでなく、お弟子さんの気配りも素晴らしかったです。
職業柄、お隣の席でもシャンパンが残り少なくなってきたりすると
妙に気になってそわそわしてしまうのですが(笑)絶妙な
タイミングで登場してささっと注ぐ姿は感心してしまいました(笑)
また、大将とお弟子さんの連携も実に気持ちが良くて、
最初の方にも書きましたが、清々しいお店といった感じ
最後に素敵な大将から、『今度はお酒を飲みながら
ゆっくりいらしてください』と言われたものだから、
完全に悩殺されてしまいました
次回はゆ~~~っくり堪能しに訪れたいと思います