【鮎川誠ロック葬】2023/2/5
今日は涙が止まらない。50にもなる大の男だが仕方がない。
悲しくて、悲しくて仕方がないんだ。
先日令和5年1/29日 朝5時47分
俺の心から敬愛するスーパーヒーロー 日本のロックンロールキング
鮎川誠さんが天に召された。本当に悲しくて、悲しくて自分でもこの喪失感に驚いている。これほどまでに自分の心に鮎川さんが影響を及ぼしているとは思っていなかった。改めて自分の中でも凄い人なんだと思い知らされた。
彼の全てがロックそのもの。
誰にも真似できない唯一無二のカッコ良さ、圧倒的な存在感で、ギターを持つ立ち姿やプレイは,誰にも太刀打ちできない。彼がギターを鳴らすと身体中の全細胞が沸騰し出す。
人間的にも温和で誰とでも分けへだてなく話してくれる。
ちょっと接しただけで、彼の優しさ愛情が分かり、一瞬で好きになり、男なら誰でも鮎川誠に憧れるようになる。数少ない偉大なそんな人。
東京で遠かろうがお別れは絶対しに行きたかったので、情報を聞きつけ2月4日に行われる、お通夜【鮎川誠ロック葬】に自分と妻の陽子2人で参列してきた。参列後すぐに夜行バスに乗り、トンボ帰りで今朝京都に戻らなきゃだったので、
翌日の今日夕方から仕事だった陽子は大変だったろうと思うけど、
それでも2人揃ってお別れのご挨拶をする事は2人にとって重要だったし、良かったと思う。
ロック葬当日は真冬の季節だったのに、小春を思わせるような気候で、
天気も良く清々しい日だった。環七沿いの白い洋風で綺麗な建物の会場だった。
自分と同じ思いのファン参列者がたくさん来てた。ライダース姿の参列者、大勢の人で長い列なのにみんなマナーを守り静かに並んでいた。とても厳かだった。サンハウス菊さんを見かけた。
辺りが暗くなってきて、陽が落ちるとやっぱり真冬だけあってとても寒くなった。
殆どの人が黙って静かに並んでいる。俺たち2人も黙って列に並ぶ。
2時間ちかくで会場の中に入れた。記帳した。振り返ると鮎川さんの遺影が有り、周りに綺麗に花が添えられている。その横には愛用のハーレーが置かれていた。涙がこみ上げてきた。本当に死んじゃったんだなって思った。
2階に通され部屋に入ると、鮎川さん愛用の私物がたくさん展示されていて、シーナや、3人娘、ウィルコとの写真、衣装、愛用のソファー、灰皿、ヴィンテージのマーシャル、フェンダーギターアンプ、革の黒ロングコート、マーシーとお揃いののマフラー、レコード、アルバムなど、どれも俺の心つかむ物ばかりところ狭しにかっこよく飾られていた。会場には長女で喪主の陽子ちゃんもいた。お悔やみを伝えたかったが、他の人と話していたのでできなかった。奈良さんもいた。とても悲しそうだった。隣の部屋に移ると、鮎川さんの祭壇があった。やっぱり遺影でも圧倒的な存在で、レスポールを持って立ってた。
いよいよお別れだ、俺と陽子2人並んで祭壇の前の立つ、鮎川さんが目の前にいる、一気に涙が溢れ出た、それと同時に自然とロケンロールと叫び拳を突き上げた。声と体が勝手にそう動いた。
お焼香して会場を出た。陽子も泣いている。もっとその場にいたかったけど、
振り切るように後にし歩き出す。信号を渡り、振り返りロック葬会場を目に焼き付ける。思いにふけながら2人笹塚駅まで歩いた。
腹減って、ベルクでビール、モンスナックに立ち寄った。
その後夜行バスで京都に帰った。

もう、シーナさんとは会えたのでしょうか、
鮎川さんとシーナさんは一緒じゃなきゃダメですしね。
ほんと最高にかっこいいおふたり。

それで今日風呂場で足に巻いているミサンガが切れた、これは絶対に鮎川さんからのメッセージだと思った。〝前に進め″と。
前に進みます。だけど、それでも、今日は涙が止まりません。
今日だけすみません。

またどこかで会えますよね。
シーナさんとも会いたいです。
ちょっとでもあなたたちみたいにかっこいいカップルになれるよ
これからも頑張り生きていきます。

いつかセッションして下さい。
もっとギター練習しておきます。

keep on rocking

鮎川誠、ありがとう、アイラブユー、ロッケンロール。