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多種多様なベルギービールの中で、グラスがひじょうに特徴的な一品です。
なぜ、こんな形になったかという話を。
パウエル・クワックさんという方は、宿屋を経営しながら、ビールも作っていて
もちろん宿泊客にも自家製ビールを振る舞っていましたが
客を連れてくる馬車の「御者」に、移動中にビールを呑んでもらいたい、という思いから、この独特のグラスが考案されたようです。
底の部分が液溜めのようになっているのは
馬車の激しい揺れからビールの飛散を防ぐ意味合いがあるようです。
木の台座は、今でいう「ドリンクホルダー」で
飲む時には台座からグラスを外します。
普段のグラスの感覚で飲むと、液溜めのビールが一気に流れ込んでくるので、コツが要ります。
アルコール度数が高いので、ゆっくり呑んでもらいたい、という意味もあるかと。
香ばしくて甘いので、デザートによく合います。
このグラス、入手したいのですが、管理が大変そうなので、ちょっと検討中・・・(^^;