ますます差がつく国語。。 | それでもまた陽はのぼる。

それでもまた陽はのぼる。

カウンセラーの小さなつぶやきです。10人よれば、10人十色の人生があるのです。

どんな人でも乗り越えられない悲しみや、つらいことはないのです。

必ずまた陽はのぼるのです。日々のさまざまな事を受け入れ、そして次の一歩を踏み出してもらいたいと願っています。

ここ1、2年で特に感じていることなのですが、「国語」の問題と子供の学力の差がまた開いてきているようです。

 

語彙を増やすには読書といわれますが、実生活において、なんでもすぐに手に入る時代の子供たちは、読書をしても実感があまりわかないようです。

 

確かに、国語の問題文も大手塾の問題集も改訂版がでたりして、平成時代に対応しているような問題が増えてはいます。

(昔のほうが難しかったと、過去問解きには皆言います)

 

もちろん、漢字、計算は毎日やってねというのは変わりませんが、最近の教える側の変化として。。。。

 

テレビみていいよ、電子辞書使っていいよが加わりました。

 

テレビに期待するものは、画像からのインプットである。

例えば、「お膳」をたいていの子供は知りません。

日常生活でもめったにお目にかからないでしょう。だから、テレビの時代劇でさぁ・・・と説明すると「あぁ~あれね」と理解してくれる。もちろん下手な絵も書き添えてね。

 

電子辞書については、私はやはり紙の辞書をお勧めはするものの、学校でのiPAD導入などのニュースを耳にすると時代の流れに逆らっても仕方がないかなというところで、調べないよりは調べてくれたほうがいいから、最近では許している。

 

しかし、ある研究結果で報告されているのだが、電子機器(インターネット含む)での情報収集は総花的で、紙の辞書は範囲は狭いが深く内容追及できるというものがあった。

 

折をみて子供たちに話して聞かせることもあるが、それはどの程度響いているかはわからない。

 

さて、今日の本題である「なぜ国語で差がつくか」というのは、どれだけ一般知識としての様々な知識を持っているかどうかで点数に差がつくようです。

 

では、その対策として何かあるのだろうかと思案してみた。

もちろん読書はおすすめである。今では10分で読める物語などという本も出ているので、ぜひ気軽に読んでほしい。

次に新聞です。子供新聞はできれば小4までで、小5になったら大人と同じ新聞を読んでほしい。もちろん、全部ではなく、そこは親御様が読めそうな記事、論説だったり、スポーツ欄でもいいでしょう。子供が興味を持ちそうなもの、あるいは社会問題(社会部)の一部でもいいでしょう。

切り抜いて、ノートに貼ってあげてもよいでしょう。スクラップでもいいでしょう。

それが読書でもあり、文字に触れる機会を作ってあげることになる。

 

さらに、親子でのおしゃべりで子供の成長を確認してほしいところだ。

子供がどの程度大人と対等に話ができるかどうかで、語彙も確認できるし、成長も確認できる。その中には慣用句が含まれていたり、ことわざが入っていても子供は生で覚えることができる良い機会になると思っている。

 

反抗期も入ってきて、なかなか家族の会話が伝達的な話しかない家庭も増えているところは難しいが、各ご家庭にあったやりかたがあるはずです。

 

塾任せでは差は開いたままです。いかにして差を詰めていくかは実は家庭にヒントがあると思っている。