一期一会。
言わずと知れた言葉である。
今年を振り返るにあたり、私にとって今年は今までの人生でいろいろなことが多すぎた一年だったように感じる。
そのいろいろなことに、私は本当に一生懸命になれただろうかとふと振り返ってみたくなったのである。
今年もいろいろな人との出会いがありました。
もちろん、何回も出会う人もいれば、今年からお付き合いが始まった人もいます。
そして、いままの知人でも今年は一回も会わず、話さずという人もいます。
あらかじめこれから何回か会うことがわかっていたとしても、その一人一人に対し、私ができることを100%以上の敬意、誠意あるいは気持ちなどを持って接してきただろうかというとそうではない。
なぜ、そうできなかったかは、単純で自分に甘えていたからである。
その甘えを相手は知らない。
やはり100%以上の私を表に出すことによって、私という人間を相手は見て、感じてそして評価していくのである。
心の中で、どうでもいいやとは思わないまでも、「このカリキュラムに対しては、この人たち」という私のほうから限定し、そのカリキュラムをこなすことに精一杯だったのは事実であるし、相手も私がそのような考えかどうかは知る由もない。
しかし、私の限定を取り外し、一つ一つ精一杯のことをすることで、もしかするとまた違う出会いがあったかもしれない。
それを私は今まであまり考えずにきた。
もちろん、瞬間的に「一期一会」という言葉を思い出し、一生懸命になった時もあったが、所詮瞬間的である。
来年は、この一期一会という言葉意味を考えながら生きてみようかと考え始めた年末です。
当然つらいことだらけになるでしょう。
でも、もしも、それができたなら恐らくもっと多くの楽しみや感動が待っているような気がします。