私自身は特に大きな病気もなく、大した挫折も苦難もないまま、中年まで来てしまったので、見えている世界が狭かったと思います。
人間は、強いも弱いも、お金も、健康も、喜びも、幸せも、全て自己責任でしょ、という狭い価値観を持って頑張ってきました。
まぁ、それはそれで多少は自分を成長させることはできたかもしれませんが、では、人としては、どうだったか・・。

そんなことを気付かせてくれたのがK君です。
K君から人として大切なことをたくさん学びました。

社会への適合に苦労している人は世の中にたくさんいらっしゃるのですね。
以前はそんな人を、ただ本人の努力が足りないだけ、という見放すようにとらえていたと思います。
手を抜いているわけでもないのに、自分なりによかれと思って頑張っているのに、どうしても普通のことができない人が多くいらっしゃるわけで。

K君がこの世の中で、この先どう自立していくのか、人にどのように見られ、社会とどのように関わっていくのか・・。


自分が子供の頃の人々の考えと比べると、今はずいぶんと理解ある寛容な世の中になりました。
私が変わったように、世の中も少しずつ良い方へ変わっていくのですね。
私がサヨナラした後でも、この流れが絶えることなく、弱者への理解がより進み、K君が明るくいきいきとした日々を送れる世の中になっていればなぁ、と思います。