てんかん患者K君の将来の自立に備え、まずは、K君の将来の「収入」についてシミュレーションしてみます。
見込める主な収入は・・
●障害基礎年金
●就労による収入
●その他手当
今日はこのうち、「障害基礎年金」について整理してみます。
障害基礎年金は20歳を超えて、一定の要件を満たすと支給されます。
K君の場合、障害基礎年金の受給要件を満たすのか、調べるうちに、日本年金機構の「障害認定基準」にたどりつきました。
そこにはてんかんの症状について具体的な記載があり、明快で判り易いです。
そのポイントを私が書き写したのが次の表です。

K君の直近の1年でみると、発作は全部で16回、うち5回は激しい全身痙攣、その他11回は意識が途切れ、数十秒ボーっとし、我に返ってもしばらく状況が飲み込めない、というタイプです。
表の認定基準に照らすと、Bが年5回、Cが年11回ということになり、2級の条件を満たしています。
(実際にはこの基準だけでなく、診断書のその他の内容や就労状況なども含めて総合的に判定されるようです。全ての資料を読み込んだわけではないので、実際に2級と判定されるかは不確実です。)
令和6年度の基準では、障害基礎年金2級は年間816,000円となっており、この認定を頂けるとすいぶん有難いです。
K君の場合、これで少なくとも年間の医療関係の費用はまかなえます(高価なCBDも含め)。
申請に必要な書類は・・
1)年金請求書
2)年金手帳
3)住民票
4)医師の診断書
5)病歴・就労状況等申立書
6)本人名義の通帳のコピー
より公正に判定してもらう上で、より重要な書類は4と5だそうで、これらは書き手によって内容に差が生じるからです。
主治医先生との良い関係を築いておくことが大事かもしれません。
なお、K君は現在、てんかんの症状より、精神障害2級の手帳を取得しています。
申請書類の中に、障害者手帳が含まれていないので、手帳の等級に関係なく(手帳の等級に誘導されることなく)、申請時の症状や就労状況で客観的に判定されるのでしょう。
申請のタイミングは、よく理解できていませんが、K君が20歳になってすぐにでも動けばいいのかなと思っています。
これだけの書類を(ミスなく)揃えて、役所に提出して、最終的に認定されるまで、なかなか大変な手間となりそうですが、80万円の支援を頂けるなら手続きも苦痛ではないです。
もちろん、この金額だけで、大人として自立はできません。
就労による収入やその他手当についても整理していきます。
【参考】
・前園進也さん著書「障害者の親亡き後プランパーフェクトガイド」
・日本年金機構webサイト「障害認定基準 令和4年4月1日改正」