65歳の芸大生 -2ページ目

65歳の芸大生

定年退職後、新しいことにチャレンジしたいと考えて、今まで縁がなかった芸術について学ぼうと思い、京都芸術大学通信教育部芸術教養学科に編入学しました。このブログが日々の学習内容の記録として活用しています。

秋期は10月からスタートです。でも、10月下旬に最初のレポート提出があるので、今のうちから準備しなければなりません、少し、のんびりしてまた学習スタートしないと、です。

 

 

話は変わりますが、最近NHKの朝ドラ「虎に翼」を見ています。日本で初めて裁判官になった女性をモデルにしたドラマです。

女性の社会進出、昨今では当たり前になっていますが、その先駆けになったドラマ、録画して毎日見ています。主題歌は、米津玄師が歌っている、「さよーならまたいつか」です。この歌詞にある「しぐるるやしぐるる町へ歩み入る」は、種田山頭火の「しぐるるやしぐるる山へ歩み入る」という俳句からだと思うのですが、この俳句の意味は、「冷たい雨が降ろうが、そんなことを気にしているわけには行かない。生きて行くには、雨でぬかるみ歩きづらい山道だって、ただひたすら歩いて行くしかないんだ。」だそうです。主人公の寅子が、男性社会に切り込んで、苦難に向かってがんばっている姿が表現されているかと思います。私もがんばらないと!

 

 

 

今週は、夏期のテスト期間。3科目のテストを本日までにすべて受験しました。後は結果待ちです。テストは、すべて論述問題なので、どう評価されるか、分からず不安!

 

イベントや行事の運営・実施において、そのデザインはどんな人がどのように担うのがよいか、レポートで取り上げた事例の一つを参考にしながら論じてください。(1200字程度)

食と農の循環をつくりなおす(#112)という記事で、食農教育が取り上げたれている。食農教育についてどのような人がどのように担うべきかを述べる。

  食農教育の運営・実施におけるデザインは、多様な専門家とコミュニティの協働が重要である。これは、農業と食に関する知識の共有、教育の専門性の活用、地域社会との連携、そして参加者自身の関与を通じて実現される。以下に、どのような人がどのように関わるべきかを論ずる。  まず、食農教育の基盤となる農業と食に関する知識を持つ専門家が必要である。具体的には、農学者、栄養士、シェフなどが該当する。農学者は、農作物の生産方法や環境への影響を理解しており、持続可能な農業の実践方法を教育に取り入れることができる。栄養士は、食の栄養価や健康への影響についての知識を提供し、バランスの取れた食事の重要性を強調する役割を担う。彼らは、食育プログラムを通じて、健康的な食生活の基礎を築くための知識を提供できる。シェフは、食材の調理法や食文化についての知識を共有し、実践的な料理教室を通じて参加者に食の楽しさを伝えることができる。これにより、参加者は食材の価値を理解し、食事を通じて健康と幸福を追求する方法を学ぶことができる。

  次に、教員が食農教育のプログラム設計に関わるべきである。教員は、学習者の年齢や背景に応じた適切な教育方法を提供するための知見を持っている。彼らは、食農教育の目標を明確にし、それに基づいたカリキュラムを作成することができる。また、インタラクティブな学習方法やプロジェクトベースの学習など、参加者が主体的に学ぶことができるような教育手法を取り入れることが重要である。例えば、教員は、実際の農場見学や料理実習を組み込んだ体験型学習プログラムを設計することで、参加者の興味を引きつけ、学習効果を高めることができる。

  さらに、地域コミュニティのリーダーや地元の農家、食関連の企業も積極的に関与するべきである。地域コミュニティのリーダーは、地元のニーズや課題を把握しており、食農教育が地域に根ざしたものであることを確保する役割を果たす。例えば、地方自治体の職員や地域のNPOが、地域の特性に合わせたプログラムを企画・運営することが考えられる。地元の農家は、実際の農業体験を提供することで、参加者が農作物の生産過程を直接学ぶ機会を提供できる。農家は、農場ツアーや収穫体験を通じて、参加者に農業の現実を伝えることができる。食関連の企業は、教育プログラムのスポンサーシップやリソース提供を通じて、食農教育の持続可能な運営を支援することができる。企業は、自社の製品やサービスを活用した教育プログラムを提供し、企業の社会的責任を果たすことができる。

  最後に、参加者自身も食農教育のデザインに関わることが望ましい。特に、子供や若者が自らの興味や関心を反映させたプログラム作りに参加することで、彼らの主体性や学習意欲が高まる。例えば、学校や地域のワークショップで参加者の意見を集め、それを基にプログラムを改良することが考えられる。