食べたくなる気持ちと同じように筆を動かす瞬間この世に存在しない新鮮な植物が描きたい。大きな、里芋のような物体から、にょきにょきと生えてくる生命体の群れはみずみずしくそこに存在している。茎は、アスパラが、ちょうど直径3センチくらいになったような具合だ。その茎の先っちょには、丸い球形のものがなっている。それが果実なのか何なのかは未だ分からない。大きなつぼみが実っていたりする。それはつぼみだと分かる。これからどんな花が咲くのかは知らないけれど、垣間見える花びらの色は知ることが出来る。見たこともない様なその色は、ピンク。見ただけで眼が覚めるような、フレッシュなピンクにしたい。もりもりと湧いてくるエネルギーがその植物に宿ればいいと思う。わたしは元気だと思う。わたし自体。なんとも言えない型ちを何度も試行錯誤を繰り返して掘り起こしていく瞬間と瞬間が楽しい。ただ単純に、その単純が楽しい、そして嬉しい。ずっと繰り返していたい。