全盛期を知らないわたしにとっての初めてのライヴは2007年再結成直後のアメリカでのライヴでした。その時に感じた興奮や感動は大きかったものの、正直どこかまだしっくりきていない感があったのを覚えています。初めてのスマパンのライブだったし、わたしは何の比較するものがない目で観ても、やはり何かがぎこちなかったような気がしました。
しかし、10年振りの日本での今回のライブでは、その時感じたぎこちなさは一切ありませんでした。そこには、唯一のオリジナルメンバーであるビリーが、スマッシングパンプキンズというバンドと正面から向き合い、試行錯誤しながらやっと手ごたえのあるものを掴んだ気がしました。そして、果たして今のスマパンはスマパンといえるのだろうかという疑問はこのライヴで払拭されたような気がします。ビリーはもうあの頃のスマパンは取り戻すことはできないと悟り、受け止め、そして過去の栄光を十字架のように背負いながらも未来を見据え、本当の意味でのスマパンの第一歩をようやく踏み出すことができたのだと思います。
8/10@新木場スタジオコーストでのライブは、ほんとうにかっこよかった。ほんとうに楽しかった。
アンコールでプレイした曲は、『Zeitgeist』からのアルバム“United States”でした。過去のアルバムではなく、再結成後に出したアルバムからの曲をやってくれたことが、なんだか嬉しかったです。それはもう、まぎれもなくスマパン色でした。最高にかっこよかった。
このライヴで、最近忘れていた何かが再熱したような気がします。