ある日の夢。
知らないマンションの一室にいる。旦那もいる。
窓の外から女性の諍いの声などが聞こえる。
何か物音がする。
何かと思って窓を開ける。
外に』状に通路があり、そういう形のマンションと知る。
私がいるのは角の部分の部屋。
中央に空洞があり、向かいにもマンションまたはビルが建っており、その隣にもマンションまたはビルが建っている。
真ん中の空洞部分には、ぎちぎち気味に四角い民家があり、その屋根が見えている状態。
その屋根の上(藍色の瓦屋根)の上で、2人の女性が何か争っていたらしかった。
屋根が崩れている部分があった。その物音が聞こえたようだ。
私が見た時、屋根の左側、山部分になっている向こう側で
制服姿の女子高生が膝を着いて、壊れた屋根の一部に左腕を突っ込んでいた。
綺麗な顔の女子高生だった。
先程争っていたもう一人が、何かのはずみで屋根が崩れ、中に落ちたのを助けようとしているのかと、咄嗟に思った。
マンションの通路に出て下を覗くと、外壁には少し出っ張りのある箇所がある。
そこからジャンプすれば民家の屋根に乗れる距離だ。
大袈裟な事態でなければ救助を手伝えるかもしれないと思い、私は屋根に飛び乗った。
すると私の右側、屋根の山部分のこちら側、少し離れたところの屋根に穴があき、女性が這い出てきた。
髪は短め、キャミソールに膝丈スカート姿の、こちらは地味な感じだがやはり整った顔の女性だった。顔色が悪い。というか全身の血色がない。青い。白い。
よろよろと立ち上がった女性は、お腹のあたりを右腕で押さえていた。
「なんか…私おかしい…」と女性が言う。
怪我をしたのかと思い、救急車を呼ぶべきと考えていると
女性がまた「私…やっぱりなんかおかしい…」と言う。
見るとお腹を押さえていた右腕を外していて、脇腹から血が出ている。
その途端「この人…内蔵を抜かれている…!」と察した刹那、先程の光景がフラッシュバックした。
さっきあの女子高生は何をしていた?左腕を屋根に突っ込んでいた。付近の屋根に崩れている箇所はあったが、女子高生が腕を突っ込んでいる部分は崩れていなかったはず。
あの時女子高生は、この女性を助けようとしていたのではなく
左腕で内蔵を抜いていた。
そしてこのキャミソールの女性もやばい。もう生きてない。なのに動いて喋っている。まずい。自分が危ない。
こいつらは左腕がやばい。
私は咄嗟に体を左にスライドさせた。
キャミソールの女性の左腕が伸びて、私がさっきまで立っていた空間で空を切った。
あっぶな!とドキドキしながら、なんとなく女子高生の方を見た。
ニヤニヤしながら立ち上がってこちらを見ていた。
ギリギリで命はとられなかったが、危なかった!と思いながら目覚めた。
リビングに行くと、報連相のできない旦那が黒いスーツを着て2階から降りてきた。
法事だそうだ。初耳である。
旦那の仕事の師匠の家は、家を出て好きにやっていた息子が家に戻ってから、体が弱かった奥さんが亡くなった。
それから間をおかず師匠も亡くなった。
その後すぐに息子の嫁がステージ4の病状であるのが発見され、結局3人がバタバタと亡くなった。
相次いで葬式を出していたその家の法事だと言う。
旦那が帰宅したら、塩をぶっかけた方が良さそうだと思った。