もいちのオケラ日記 -168ページ目

珍しくプロ野球の話

珍しく「野球」の話でも。

バンクーバーオリンピックも終わって、

Jリーグも開幕し、もうすぐプロ野球の開幕って事で、

ネットでいろんな記事を読みあさっておりました。


中でも、コラムを読むのが大好きなので、

その辺もけっこう見ておりました。

少し、懐かしい話ではありますが、

一つご紹介いたします。

Number Web、永谷修氏、田端到氏のコラムより

かなり参考にさせていただきました。。

「男・村田修一」(横浜ベイスターズ)のお話。

(今回は登場人物多いので、敬称略でご容赦を)


・・・・・誰????

あまり、プロ野球を見ない人には分からないかもしれませんね。

去年(2009年)の春、WBCで侍JAPANが2連覇した時、

途中で怪我して、広島の栗原と交代した選手。

横浜の内川が優勝の時、トロフィーに背番号25のユニフォームをかぶせてました。

あの時の選手が「村田修一」です。


コラムには「毀誉褒貶相半ばする男」と紹介されてます。

なるほどねぇ~。その通りかも(笑)。

その中でも、彼の人物像がわかるようなお話を・・。



2007年、シーズン終盤の10月。

ヤクルトの鈴木健の引退試合。

村田の守備はサード。

その鈴木健の最後の打席、三塁へのファールフライ。

そのファールフライを村田は捕球しなかった。

その後、鈴木健はヒットを放ち、現役最後の打席を終える。

これは、まぁよくある話。


同じ年10月7日、対広島戦。

ここでは、地元広島市民球場での佐々岡投手の引退試合。

9回表2アウト、ランナー無し、

点差は10対0で広島大差のリード。

ここでピッチャー交代のアナウンス。

背番号18、ライトのブルペンから走ってマウンドへ。

球場は異様な盛り上がり。鳴り止まぬ歓声、フラッシュの嵐。

球場内は「佐々岡コール」一色。

最後の一人を三振で試合終了。

・・・普通ならそういうパターンなんだけど。

この時のバッターは村田修一、

ホームランを35本で高橋由伸(巨人)、

ウッズ(中日)と並んで競っていた。

カウント・1ストライク3ボール、佐々岡137km/hのストレート。

見逃せばボールになる高めの球。

これを左中間スタンド中段まで運ぶ本塁打。

点差・相手投手の本拠地引退登板等考えれば、通常なら三振のところ。

涙を流しながら塁を一周する村田。

「前代未聞」試合後は相当な村田バッシングが始まった。

当時流行ってた言葉「KY」とも呼ばれた。

村田のコメント「打つのはつらかった。

(本塁打を)打ってつらいのは生涯初めてです」


試合後、ファンの為に球場を一周していた佐々岡、

3塁側ファールグランドで村田に会う。

村田「申し訳ありませんでした」と謝罪

佐々岡「真剣勝負の結果。打たれて吹っ切れたよ。気持ち良かった」

と笑顔で答えたという。


後のコメントで

「引退を決めたピッチャーのストレートを打てなくては
本当のホームラン王じゃない。最後に村田というすごい打者に打たれたと、
子供たちに自慢できるようなバッターになってほしいね」


と佐々岡。

「引退登板の時には、できれば打順が回って欲しくなかった。
打った後は佐々岡さんの為にも、カープファンの為にも、
絶対にタイトルを獲らなきゃいけないと思った」


と村田。


カウント1ストライク3ボール。

その後の5球目は、見逃せばボールになる高めの球。

フォアボール。これではカッコがつかない。

空振りか、ホームランのつもりでおもいきりふりぬいた。

その結果がホームランだった。



余談ですが、佐々岡の本当の引退登板は

翌日、神宮球場ヤクルト戦。

この日は古田の引退試合。

アマチュアの頃はバッテリーを組んでた仲。

ここでのワンポイントリリーフが佐々岡の最後の登板となる。




そして、この年のペナントレース最終戦。

対ヤクルト戦。

セ・リーグ4位の横浜と6位のヤクルト。

最終戦で優勝争いには無縁のチーム。

残るは個人タイトルの行方。

急激に本塁打数を延ばし、この日まで35本と村田に

1本差までせまったガイエルのいるヤクルト。

当然、横浜ベンチとしては、敬遠までとはいかなくても

明らかに打たせない投球。

それを見た村田。

全く本気で打つ気のない空振り三振。

(本人はそうは言ってないが、見れば分かる程)

自分のチームがライバルと勝負しないなら、

自分も打つ事はできない・・・。

結果、村田・4打席4三振。ガイエル・4打席2四球。

全日程終了で、ホームラン王に36本で村田修一。

あの、佐々岡からのホームランが最後の決め手でした。

35本で高橋由伸(巨人)、ウッズ(中日)、ガイエル(ヤクルト)

と超接戦でのタイトル獲得。

(因に、翌2008年も46本で本塁打王。)



そんな、男・村田修一。



「良い」ととるか、「悪い」ととるかは、見てる人次第ですが、

私は大好きな選手です。