JP131 加茂川河口(禎瑞周辺)いいですねえ
https://www.i-kahaku.jp/research/bulletin/05/03-y-s-s-y.pdf
愛媛県総合科学博物館研究報告,5,3-10,(2000)
愛媛県加茂川河口域(1998‐1999)の鳥類相
山本貴仁・十亀茂樹**・杉谷光樹***・山野敬二****

はじめに愛媛県西条市の加茂川河口とその周辺では,これまでに136種の鳥類が記録されている(日本野鳥の会愛媛県支部,1992).また,日本野鳥の会東予地区連絡会が,1989年から観察を行い,その記録を会報の「ゴジュウカラ」に報告している.春期,秋期のシギ・チドリ類については,日本湿地ネットワーク(1997~1999)の報告があり,冬期のカモ類については,日本野鳥の会愛媛県支部による調査が行われている(日本野鳥の会愛媛県支部,1986~1999).しかし,河口域で出現する全ての種を対象とした個体数の調査はこれまで行われていない.本調査は,加茂川河口域を利用する種とその個体数を明らかにする目的で実施した
https://www.wbsj.org/activity/conservation/habitat-conservation/iba/iba-shikoku/iba-131_kamogawa/
https://www.wbsj.org/nature/hogo/others/iba/search/sites/shikoku/imgs/JP131.pdf
調査地と調査方法
調査区域は,植物,底生動物調査と同様に水都橋から下流とした(図1).河口から新加茂河大橋までの区域は干潮時に干潟が広がり,満潮時には橋のすぐ下流にある中州を残して冠水する.河川内にみられる中州は,砂礫質でヨシ等が繁茂するが,古川橋から水都橋の区域はヨシがみられず,カワラヨモギなどが点在する.なお,新加茂川大橋から古川橋の間は鳥獣保護区に指定されている.調査は,1998年3月から1999年4月にかけて,毎月2回から3回(上旬,中旬,下旬)の合計34個実施した.また,調査日以外にも,随時観察を行い補足資料とした.調査区域に9つの定点を設け,8倍の双眼鏡及び,25~40倍の望遠鏡を用いて観察した.調査時間は,できる限り最大干潮後2時間以内とした.記録は堤防より内側で観察された種に限定し,上空を通過しただけのものは除いた.定点間は自動車で移動し,調査者が複数の場合は,両岸から同時に調査を行い,無線で連絡を取り合いながらカウントするなど,できる限り重複しないように努めた.観察記録は,現地で出現地点と個体数を地図上に記録した.


