敗血症を引き起こした悪い細菌をやっつけて
退院に向けて最終段階へ

緊急入院トータル65日目 
大学病院転院29日目
院内急変8日目 (デイルームで意識消失)
 [ICU 1日リカバリー室4日 現在一般病棟3日目]

ちょうど1週間前の金曜日の朝に

「敗血症ショック」で倒れた訳ですが、

この敗血症を引き起こした悪い細菌を

やっつけるために1日3回8時間おきに

投入されているのが、セフェム系抗菌薬です。

具体的には、

セフェピム塩酸塩静注用1g「サンド」2V

2V(バイアル)は、

通常1Vなので倍の量を意味します!



セフェム系抗菌薬は、

細菌の細胞壁合成を阻害し細菌を殺すことで

抗菌作用をあらわす薬らしいです。

詳しく説明すると

そもそも細胞壁とよばれる防御壁をもつ細菌は

これがないと生きることができないのです。

細菌の細胞壁の合成に深く関わるタンパク質に

ペニシリン結合タンパク質(PBP)があり、

セフェム系抗菌薬は細菌のPBPに作用し

細菌の細胞壁合成を阻害することで、

細菌を殺していく効果を発揮してくれています!

この抗生物質(抗菌薬)のおかげで、

肝臓に雲のようにかかっていた膿瘍(のうよう)が

みるみる小さくなってきました!

排膿ドレナージをしなくても膿瘍が

小さくなってきているので、

来週月曜日の造影CT検査の結果次第では、

退院への道が開かれそうです!

もともと先週の金曜日段階では、

週末か週明けに退院する予定で動いていたので、

当たり前と言えば当たり前なのですが、

退院と言う言葉に

実感が湧いてこないのも事実です。

今朝は、2日続けて食後すぐに通便があり、

腸も快調で、食事も半分目標をクリアしています!

明日、栄養点滴が外れるとのこと👍



今回60日を超える長期の緊急入院のきっかけは、

東京オリンピックの頃から腹痛が

長期間おさまらず、

大学病院からも肝機能の数値も悪く

このままでは抗がん剤治療ができないので、

まずは勤め先の病院で腸の検査をしましょう!

ということでの検査入院が始まりでした。

入院したら、たまたま入院直後に黄疸になり、

2回ERCPを行い、胆管ステントを2本留置し、

黄疸は治ったのですが、腹痛の要因が

以前大学病院で人工肛門を戻す手術を行なった

部分の狭窄ではないかとなったため、

大学病院と協議の結果、

腹痛原因精査目的で転院となりました!

その後大腸カメラで精査したところ、

問題はなく、腹痛はがん性疼痛ということで

麻薬ナルサスでコントロール。



一旦退院して、PET検査を受けて、

もう一度がんとの闘う方向を決めましょうと

言っていた最中、退院間近で

敗血症ショックで倒れ、今に至る。

というのが、簡単な全体像。

肝心な、転移リンパ節がんや小さい転移肺がん、

胆管を詰まらせた胆汁のがんなど、

しばらく抗がん剤治療を行っていないので、

早く退院して、PET検査を受けて

闘いの狼煙をあげていきたいと思います!



その時は「往縁隊」(*1)(隊長:小笠原喜典)を始め、

関心を持ってブログを読んでいただいている方々の

熱い声援が必要となります。

これからもよろしくお願いします。

(*1)往縁隊(おうえんたい) [造語]往西に縁があって 勝手に往西を応援する人たちの集まり 小笠原喜典が立ち上げた。入隊は自由。
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