意識消失 倒れたあの日 何があったのか?
大学病院転院28日目
院内急変7日目 (デイルームで意識消失)
[ICU 1日リカバリー室4日 現在一般病棟2日目]
先週金曜日朝、意識消失で倒れた時の様子と
なぜ倒れたのか?
自分なりの分析してみました。
10月22日(金)の朝はいつもより目覚めが悪かった。
(7:00ごろ)朝ごはんの前に採血があったのに
ほとんど寝たままの状態で受け、8:15 朝ごはんが
運んでこられるまで全く起きなかった。
(この時既にかなりの低血圧状態だったと思われる)
ふらふらしながら朝ごはんを1/3ぐらい食べた。
いつもは残さないパンも少し残した。
食べたトレイを廊下の途中にある、下膳車まで
持っていき、一番最初に下膳車に乗せました。
トイレにも行き、自分のベッドに帰ってきて、
座ってスマホをイジリはじめました。
5分後に部屋のお掃除の方が来てくれたので、
スマホを持って立ち上がりました。
8:40ぐらいかな、デイルームでLINEやブログの
チェックをしようかなと廊下を点滴棒を押しながら
歩いて行きました。
朝ご飯中なので、デイルームには誰もいませんでした。
朝の日差しが照りつけていたので、
日陰になる席(電子レンジの横)を選んで、
座りに行きました。広いデイルームで1人。
(ここで意識消失 倒れた感覚はなかった)
8:40ちょうど看護師さんは
夜勤さんと日勤さんの入れ替えで引き継ぎの時間。
みんなナースステーションに集合していた。
私は、デイルームで座ったまま、上を向き、
まるで寝ているかのように静かに倒れていたんだと
思います。
デイルームを挟んで反対側の病棟の看護師さんが
たまたま廊下を通りががり、
遠くから私を見て異変に気付いてくれたのは、
本当に奇跡だったと思う。
病名は、敗血症ショック。
ICUに運ばれてから、寝ながら撮影した
レントゲンには、肝臓のあたりに
「もや」がかかっていた。(おそらく肝膿瘍)
倒れた直後の血液検査でCRP 16.59(H)と
炎症反応は異常に高かった。
細菌に感染して体の中で(私の場合は肝臓周囲)で
異常に悪い細菌が繁殖して(炎症反応が高い)、
組織や臓器が正常に働かなくなり、
低血圧による意識消失を起こしたのが
今回の病変の経緯(素人の見解ですが)だと
思います。
敗血症ショック(※1)は、
すぐに昇圧処置や呼吸管理を始めなければ、
死に至ることが多い病変。
私が倒れた金曜日朝8:45ごろは、
毎週金曜日の教授回診が始まろうとしていた
タイミングで、教授以下講師、助教クラス、
医局員から大学院生など消化器外科の医師が
たくさんいたので、呼吸管理などの救命処置が
素早く行われたとのこと。
また、看護師も日勤と夜勤の交代引き継ぎの
時間帯で沢山いたこともラッキーでした。
ICUに運ばれる前に、
一時的に運ばれた回復室の個室では
「廊下まで医師と看護師さんで
溢れていましたよ!」
と看護補助のサポートさんに教えてもらいました。
一般病棟に戻り、すれ違うスタッフの皆様から
「良かったですね!」と声をかけていただきます。
声がけをいただく度に、
今回の一件、
本当にヤバかったんやなと、
死んでいてもおかしなかったやなと、
そう思いながら今日も懸命に生きています。
今日から、食事が再開しました!
五分粥からです!
半分くらい残してくださいとの医師からの
指示がありますので、半分目標に食べます!
みんなに感謝しながら。
(※1)敗血症ショック
医学辞典プロフェッショナルによると
敗血症ショックは、敗血症の中でも、循環または細胞内代謝の重度の異常により死亡率が著明に高い病態を指す。敗血症ショックでは、十分な輸液を行っても平均動脈圧を65mmHg以上に維持するために昇圧薬を必要とする状態が続き(持続的な低血圧)、血清乳酸濃度が18mg/dLを超えたままとなる。