9月に入り、例年通りであれば病院の監査が佳境に入るころなんですが、 今年は病院監査は途中で切り抜けます。

主なクライアントは日系やメキシコ系製造業の子会社もしくは、米系の医療・病院などの中小と呼ばれるクライアントでした。

中小企業をクライアントに持つことによって、2年目からインチャージとして任されることも多く、監査という仕事を1から10まで回すことは経験してきました。そして中小企業のクライアントの合間に、何度か上場企業の監査に関わることもあり、複雑な会計処理に驚かされたり、また監査の仕事の奥深さに気付かされることが多々ありました。


それからというものの、ずっと中小企業のクライアントに従事しいて、あまり複雑な会計処理に出会うこともないまま、自分は成長していけるのか不安になりました。

すぐに人事担当に、SECクライアントのコアメンバーとして働きたいと希望を出していました。
それからいろいろといい話を耳にするも、スケジュールの折り合いも邪魔して、なかなか実現はしませんでした。

それから2年半、ようやく希望が通り、SECクライアントのコアメンバーとしての仕事が回ってきました。そして今週からSECクライアントのコアメンバー(セカンドシニア)として働きます

とりあえず今ままで自分が働いてきた分野と全然土俵が違うので戸惑う事だらけです。
 - コアメンバーの大きさの違い (Partner, Manager, Senior, Staff2人ずつ)
 - 業界の違い (保険業界)
 - 複雑な会計処理 (通貨スワップ、金利スワップ、変動持分事業体の使用)
など等

とりあえずは来年の6月までスケジュールはされてますが、今年の仕事の出来次第で来年はインチャージへの昇格がかかってるので多少緊張していますが、できる限りの事はやっていきます

2週間ほど前ですが、「すべてのリースを貸借対照表に載せよう」


という草案がFASBとIASBからありました。






(なんかこういうの取り扱うと会計に関しては最前線で働いているんだなという自己満足の記事です。笑)















まだまだ決定していませんが、今年度末には決定されるみたいです。




























では簡単にリースについて触れてみましょう。










リースとは、オフィス、工場の機械、フォークリフト、乗用車、土地などを単年~数年契約で借りるというもので、財務会計上 (1) Capital Lease と (2) Operating Leaseの2つにわかれます。



















(1) Capital Leaseは貸借対照表の資産勘定と負債勘定の両方に載ります。






資産勘定・負債勘定にはリース期間中に支払われるリース料総額が現在の価値で表示されます。










(2) Operating Leaseは損益計算書上にその年度に支払われた金額がリース料として表示されます。


















これらの違いはどの財務諸表に載ってくるかの違いだけであり、両方とも本質はただのリースで違いはありません。では何がこれらの違いを作るのでしょうか?



















おおまかに、リース期間が長かったり、リース期間中に払うリース料総額が買うときの市場価格とあまり変わらなかったりすると、それはCapital Leaseとみなされ貸借対照表に載せないといけなくなります。(細かいルールはSFAS No. 13 に4つ書いてあります。)








要は、リースして、実際には所有権も移行せず、リース料を数年にわたって払っているけど、買って所有するのとほとんど変わらないよね?ということで貸借対照表に載せないといけないというルールです。























そして実務的には多くのリースがOperating Leaseとして処理されています。Operating Leaseとして処理するとCapital Leaseよりは債務が少なく見えます。本質は同じリースなのに、会計の処理の違いだけで、債務が少なく見えてしまうという点が投資家にとって有益か?と疑問視されます。










(財務諸表の注釈には向こう5年にわたって支払われるOperating Leaseのリース料の開示はあります。)


















では全てのリースを貸借対照表に載せないといけなくなった場合、






どのような影響があるのか?















全てのリースが貸借対照表に!? その2


に続く。








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その1ではCapital LeaseとOperating Leaseの違いについて書きました。










では、その2では全てのリースをCapital Leaseとして処理し貸借対照表に表示した場合の影響について、書いていこうと思います。










この草案が可決された場合、




(1) 新しく契約が結ばれたリースのみだけでなく、現存するOperating Leaseも貸借対照表に載せないといけなくなります。




(2) それに伴いかなり多くの負債が計上されることとなります。




(3) Oeprating Leaseがなくなるということは、損益計算書に表示されていたリース料がなくなるため、営業利益がある程度改善されるかもしれない点。(Capital Leaseでは費用は減価償却費として処理される。) 










(2) の点で懸念されるのは、Debt Covenantです。










Debt Covenantというのは銀行から借入した場合に契約によっては契約条項に書かれる制約であります。内容は借入金などの負債の自己資本に対する比率が決められていて、ある一定の負債の量を超えた場合、借入金を即銀行に返済しないといけないというものです。










逆を言うと、負債額が増えることによって、お金も借りにくくなるということです。ただ、今現在企業も厳しいところに立たされている状態で、この追い討ちはどのように影響してくるのでしょうか。













企業の対策としては、(1)短期でリースを契約して、リース総額料(負債額)を減らすか、(2)リースではなく、購入ということになってくるのではないでしょうか。






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ってご存知ですか?

Mohi USCPA Blog-Trader Joe's

全米に344店舗を構える創業43年の比較的小さなスーパーです。


おしゃれなセレクトショップといった感じで、
海外の食べ物をたくさんおいていて、意外に安く、
オーガニックの商品をたくさん揃えているお店です。


日本でも実はTrader Joe'sは人気があるんです。。。。



聞いたこと無い?



エコバッグ大変人気がありますよ。

Mohi USCPA Blog-Trader Joe's EcoBag


他にもかわいいデザインのエコバッグが$1~$6で売られてます。
日本では1,000円~3,500円で売られているんですが。。。



それはさておき、とにかくこの店には愛着があります。
それは、以前住んでいたのが
カリフォルニアのパサディナというところに住んでいたんですが、
ここに1号店があります。
今では90%の食べ物をここで買っているぐらいです。



卵、牛乳、にんじんジュース、パン、パスタ、野菜、果物
とにかくなんでもオーガニックがそろうので重宝してます。



野菜とか果物のおいしさを、日本のものと比べたらだめなんだけど、
アメリカに限っていうと、かなりおいしい部類に入ると思います。


さらに、Trader Joe'sを象徴するものといえば、
そうです。$2のワインです。これは$2のわりにかなりおいしいと人気です。

よくこのワインを6本買い、12本買いする人を見かけます。

Mohi USCPA Blog-Trader Joe's Wine
このTrader Joe'sなんですが、雑誌Fortune で特集を組まれていました。
久しぶりに記事を楽しく読む事ができました。



特集の内容はまた明日にでも書きます。



思い出したように昔ワードにまとめたなと急に取り出してきました。



というよりも、職場の先輩がBEC受けるという事で、
おおそういえばこんなんもってたなぁって引っ張り出してきました。



BECのBusiness Structureのまとめ表です。
Mohi USCPA Blog-BEC Business Structure Thumnail
まとめノートの一部分(Thumnail)


USCPAのグルッポ 管理者という事でみなさんに公開でもしようかと思いました。
一般公開というのも恥ずかしいので、
見たい人はGoogle Documentにアップロードしてあるので、
メールしてくれたら、アドレス教えます。 


AUDのまとめノートなどもでてきたので徐々にアップロードしていきましょうか。。。



反応次第でアップロードしていきます。
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