2017年12月29日に左前頭葉に
悪性脳腫瘍(膠芽腫)が見つかり、
2018年1月25日に無事、手術を終えた母。

2月21日から放射線と抗がん剤の標準治療、
4月8日に退院し、5月2日から月に1回の
維持療法(テモゾロミド)を始めました。

そして、2020年2月26日のMRI検査で、
膠芽腫の再発と言われ、2020年3月13日から
2週に1回のアバスチン治療を始めました。

●術後963日目 2020年9月14日(月)

口腔外科の受診中、

高血圧と震えで緊急入院となった母。

朝、病院に、
オムツと歯磨きセット等を持っていく。
コロナなので、病棟には入れず、
受付で渡すことに。

荷物と一緒に、母の状況をメモして入れる。

母が脳腫瘍手術後の高度脳機能障害で、
認知能力が低下していて、
ごはんを食べるのも促す必要があること、
自分ひとりでトイレが上手くできないこと、
など。

(でも、この手紙は読まれなかった模様。
 退院時、荷物と一緒に戻ってきました。)

●術後964日目 2020年9月15日(火)

病院から電話があり、
母を診てくれた医師が、
コロナ陽性だったと。

念のため、
14日間の待機の話をされたけれど、
保健所からの連絡は無し。

こちらから保健所に問い合わせると、
マスクをしていて
濃厚接触者では無いとのこと。

そして入院している科が、内科と分かる。
母に脳腫瘍の既往があること、
てんかん発作の恐れもあることを
伝えてあるのに、

脳外科もある病院なのに、
何故、脳外科でなく内科の病棟なのか…
と一抹の不安。

●術後965日目 2020年9月16日(水)

退院がいつできるのか、病院に問い合わせ。

コロナの件があり、
初めは14日間入院の話をされていたものの、
長く入院するとせん妄も心配だし、
脳外科の主治医に
早めに診て貰った方が良いとのことで、
17日に退院で良いとのことに。

●術後966日目 2020年9月17日(木)

朝、着替えを持って病院に迎えに行く。
看護師さんが母の支度を整えて、
車椅子で連れて来てくれる。

母はぼんやりとした様子で、
声、喋り方が、以前と比べ、ゆっくり低音。

これ、大丈夫なのか…?
せん妄ってやつ?
と思いつつ、
車椅子から車の助手席への移乗。

手引き歩行で、明らかに右に傾く。

自分では上手く動けないので、
身体を抱えて、お尻から座席に座らせ、
足を後から車体に乗せ、家路に着きました。

家に帰って荷物を開くと、
母の着ていた服に、
たくさんの食べこぼしと、
ズボンは尿汚染、
オムツ内はパッド2枚重ねてあって、

(※パッド2枚は、
 後に入院した緩和ケア病棟でも
 同じように当てていたので、
 ここが特殊では無いようでした。)

何だか、入院中、母が
雑に扱われていたような気がして、
悲しくなってしまいました。ぐすん