2017年12月29日に左前頭葉に
悪性脳腫瘍(膠芽腫)が見つかり、
2018年1月25日に無事、手術を終えた母。

2月21日から放射線と抗がん剤の標準治療、
4月8日に退院し、5月2日から月に1回の
維持療法(テモゾロミド)を始めました。

そして、2020年2月26日のMRI検査で、
膠芽腫の再発と言われ、2020年3月13日から
2週に1回のアバスチン治療を始めました。

●術後961日目 2020年9月12日(土)

アバスチン13回目の日。
前回3週間前の8月21日からこの時まで、
足首から先の浮腫みがありました。

●術後962日目 2020年9月13日(日)

町内会の草刈りの日。

私が母と同居するようになってから、
母は「世代交代」と言って、
町内会には私が出席していました。

ご近所さんと話していて、
そうだ、
母も一緒に話をするのが
刺激になるのでは、
と母を家に呼びに行く。

外に出たら、ご近所さんは、
その場を離れていくところ。
母が「追いかけて」と言ったので、
母の手を放して走りかけたら、
後ろで、

「ズシャッ」

と嫌な音。

母がバランスを崩し、倒れていました。
一応、手を付いて転んだものの、
口のあたりをアスファルトに打ち付けて、
唇から血がぽたぽた。

3週間前にも、
うっかり母から離れた私の不注意で、
転倒があったばかりなのに…
と、自分自身の注意散漫さを恨む。

母の唇をよく見ると、
前歯を巻き込んでいて、これはまずいと、
11:30、休日も緊急で見てくれる歯医者へ。

結局、縫合の必要があり、
ここでは処置できないとのことで、
紹介状を貰い、
口腔外科のある別の病院に行くことに。

母が診察台に座っている時、
口元からガタガタと震えはじめたので、
ちょっと嫌な感じがしました。

すぐ隣が、
脳外科で通っている病院だったので、
ちらっと、そちらに行くべきでは…
との思いも頭をかすめました。
(この時の直感を信じればよかったのに)

でも、紹介状を持って
30分以内に行ってと言われ、
13:30に口腔外科のある病院へ。

口腔のレントゲンを撮り、
頭のCTはレントゲン次第で、と言われ、
結局撮らなかったのですが、
撮ってほしいと頼むのだったと、後で後悔。

診察台に座り、
縫合の処置が終わって少しして、
また、口元からガタガタと震えはじめ、
今度は全身に震えが広がっていきました。

先生は、「寒いのかな?」と
タオルを掛けたりしてくれたけど、
なかなか収まらず。

時間にしたら多分1~2分。

バイタルを測ると、
血圧の上が200になっていました。
普段は上は100~140の間と伝え、
また、脳腫瘍の手術の既往があり、
てんかん発作の恐れもあることを伝えました。

掛かっている脳外科に状況を伝えると、
こちらの先生の処置に従って下さいとのことで、
その病院の救急科の人が見えたので、
16:45、とりあえずお任せすることに。

が。
母が救急に移動した後、
廊下で待たされ、なかなか呼ばれない。
1~2時間ほど待った後、
やっと母の寝ているベッド脇へ。

その日は様子を見るとのことで、
20:00、そのまま入院することに。

ただでさえ、高次脳機能障害で、
失禁や、時間や場所が分かりにくい
認知機能の低下している状態の母を、
一人で入院させることに、
不安でいっぱいでした。

また、前回の転倒も
アバスチンの翌日だったので、
アバスチンが何か悪さをしているのでは、
高血圧はアバスチンの副作用では、
と思っていました。