2017年12月29日に左前頭葉に
悪性脳腫瘍(膠芽腫)が見つかり、
2018年1月25日に無事、手術を終えた母。

2月6日に病理検査の結果説明、
2月21日から放射線と抗がん剤の標準治療を開始し、
放射線治療は4月4日終了予定でした。

●術後69日目・治療43日目 4月4日(水)

放射線30回の治療が今日で終了。

夕方から、MRIの結果と今後の治療について、
主治医のB先生から説明がありました。

母と私の二人で聞きました。

MRIの画像、術前と現在のものが並んでいる。

術前・術後の脳のMRI画像

左前頭葉の腫瘍(6㎝大)があった部分、
ぽっかり穴が。

うわ~~~~っ、
こんなに大きな穴が開いてるのに、
普通に喋ったり、
ご飯食べたり、
動けたりするなんて、

脳ってすごい!!びっくり

…と妙なところで感心。

失った部分の脳の機能を
他の部分で補完するのだそうです。

そして初めに、
入院前に行ったような認知機能テスト。

野菜の名前を言うテスト、
「か」から始まる言葉が中々出ない、
同じ言葉を何度か言う。
ひらがなと数を交互に混ぜて
順に結ぶのに時間がかかる。

次に、今後の治療スケジュールの説明。
基本月1回病院に行き、採血とMRI。


抗がん剤(テモダール)は来月から、

毎月5日間、朝食前に服用。

継続する期間に決まりはないが、
1~2年が多いとのこと。

あと、先生からは、

「体力回復のため、家にこもってないで、
 散歩や買い物、おしゃべりに出かけて。」

「高齢で、治療を最後まで
 続けられない人もいるなか、
 頑張って治療できたので。」

「見た目元気そうだけど、
 放射線もかけてるので、
 分かりにくいけど衰えてる部分もある。
 高次脳機能障害が残る」と。
(さっきのテストで出来ない部分とか。)

先生が、
「旅行に行きたいなら
 早く行った方が良いですよ」
と、ちょっと涙目(?)な状態で言われたので、

やはり、病院にいるうちに、
本人にきちんと話して、
緩和ケアのことも、
聞いたショックのケアも含めて
相談しておいた方がいいのでは…、
という思いがよぎるが、母の前では聞けず。
 

当の本人は、

にこにこにっこりして先生の話を聞いていました。

先生の話を兄弟にメールしたところ、妹から、

「早めって言うのはどれくらい早めなんだろう…
 夏休みでは遅いのかな。」

「旅行は、夏休みに父と母の故郷に
 みんなでどうかなって
 勝手に思ってたけど…。
 全然違う母の行きたい所の方がいいかな、
 とも思うし。」

「でも学生時代の友達とかにも会いたいかな、
 とかも思ったり…。」

「ゴールデンウィークに旅行となると、
 もういい宿とかはいっぱいなのかな…って😓」

一旦治療が無事終了してほっとしたものの、
本人へのきちんとした告知と、
終末期の過ごし方についての家族会議は、
まだ出来ていませんでした。汗うさぎ