音楽でも聴きながらご覧下さい。(懐かしい曲ですね)


おはようございます。熊本の爺こと鉄太郎です。

昨日の我が熊本は晴れ、私は朝風呂に入り足腰、下っ腹の痛みを取り、バスにて「拝ケ石」という所まで行きました。バスの乗り換えの時間にセブンイレブンでおにぎりを2個とお茶を2本購入して朝食といたしました。

昨日の夕食はサラダ(100円)、カレイの煮付け(200円)、イカ刺し(298円)…一昨日、昨日のメニューを考えて購入していました。

イカ刺しは卵の黄身に山葵醤油で…美味しかったです。勿論、お酒を少々飲みました。

昨日の中国産コロナの感染者は、我が熊本県では、1名の新規感染者。亡くなられた方はいませんでした。

全国では新たに1,083名の方が感染され、54名の方が亡くなられた。
(亡くなられ方には心よりお悔やみを申し上げます)

本日の熊本は晴れ、最低気温が4℃、最高気温は18℃、降水確率は0%の予想である。実は昨日、また、歩き過ぎて太もも、脹ら脛、腰、下っ腹が痛いです。

さて、本日は昨日バスと散策で行った「拝ケ石」についてご紹介いたしましょう。実はネタが浮かばなかった…というより疲れ果てて…?

実はいつも行く有明海から山へ行く予定でしたが、バスの途中で気が変わり途中下車(峠の茶屋で下車)。「拝ケ石」…熊本のパワースポットと検索したら出てきたので…。

熊本市民なら、バスを峠の茶屋で降りて「金峰山」へ向かうのですが、私は臍曲がりなので、逆方向へ歩き出しました。

「拝ケ石」は、余り熊本市民でも知りません。携帯のナビを使用したのですが、途中案内表示も少なく、ナビを信じて、しんどい思いで山道を登って歩いたのですが、「目的地です。お疲れ様でした」のアナウンスの場所は何も無し。

引き返して分かれ道へ行くと小さな案内表示がありました。(万歩計で4000歩は損した感じです)11時にバスを降りて目的地へ着いたのが13時35分でした。

さて、その「拝ケ石」を本日はご紹介をいたしましょう。
①「拝ケ石」の名前について…。
現在、一般的な名称は「拝ヶ石」だが、この石にはさまざまな呼び方がされていた。以下に整理すると。
  • 拝み石・拝石(おがみいし):1929年に聞き取りをした地元の老人が呼んでいた名前。
  • おかミノ石:『東門寺村地撫御帳』(1637年)に見える字名。当石の名の初出と考えられている。
  • 夫婦石:巨石の内の1体が地震で折れ倒れたといわれ、その巨石が直立していた頃の別称という。
  • 拝ヶ石宗教遺跡:1985年に当石の発掘調査を主導した人が名付けた遺跡名。
  • 拝ヶ石巨石群:熊本市や観光協会などが使っている名称。現在最も通りの良い呼び方。
最も歴史的に古い名称は「おかミノ石(拝みの石)」になる。いつから「拝ヶ石」が代表格となったのかはわからない。遺跡名として「拝ヶ石宗教遺跡」があるが、この遺跡名はあまり浸透していない。

日本考古学において「~宗教遺跡」という名付け方をしている遺跡は主流ではない。現在で言えば「祭祀遺跡」だが、祭祀遺跡だと「拝ヶ石遺跡」が最も穏当だ。

②民族的な記録…。
  • 弘法大師がこの石の上に登り、太陽を拝したといわれる。石の上には弘法大師の足跡が残るという。
  • 石に登ると腹痛が起こり、祟りがあるという。(行ってはまずかったかな?)
  • 山腹巨石群南西に横たわっている巨石はかつて立っており、それが地震(時代不明)によって折れ倒れてしまったという。倒れる前は高さ7m長の巨石が2体並んでいたことからか夫婦石とも呼ばれていたという。
  • ここから阿蘇の神を拝んでいたことから拝み石と呼ぶようになったという。
重要な情報が残されている。注意しなければならないのは、拝ヶ石は石自体が拝まれる対象だったのではなく、石を通じて別の信仰対象を拝していたという伝承構成になっているようだ。

拝していた対象は、太陽や阿蘇の神から一ノ岳や雲仙岳という説もあり一定しない。信仰している人によってまつる対象が違った可能性は十分あるが、この石は「拝み所」として共通して機能していた。

祟り情報があることと、弘法大師や菊池武重が石の上に登っているという2つの情報を考え合わせると、拝ヶ石は「一般人は登ってはいけない❌」ことが読み取れる。(帰宅して拝ケ石の情報をみたら、失敗したかと?)

「聖者なら登って良い」ことから、司祭者や神に近いとされたシャーマンなどが岩石と神人合一を図ることで、人間に神を宿らせ神託を述べるような祭祀も行なわれていた節がある。

③考古学的な記録…。
大きく3度の調査が行なわれた。調査結果をまとめると以下の通り。
  • 山腹の巨石群の中央部・北側・南側・東側を発掘。
  • 中央部からは、巨石群南西に横たわっている巨石の基部と目される岩石を発見。
  • 東側から土師器細片2点が出土。刷毛目があり、胎土(焼成)良好で、中世の製作されたと。
  • 考古学的痕跡なし。
  • 表土下はすぐ地山層。
シュメール、ケルト、磁気異常と、その筋にはおなじみの言葉が並んでいる。

石の名前も、文献情報・民俗情報に記載されていなかった「方位石」「メンヒル」「鏡石」「頂上石」などといった用語が突如登場したらしい。この用語の使い方は間違いなく日本ピラミッドか?

スフィンクスに似ている、シュメール文字やケルト文字である、磁気異常が起こる・・・との説がある。

高さ6mで、石の頂面に十字線が刻されており東西南北を示しているというが、残念ながら未確認。
しかし、我が熊本市のパワースポットとしては何となく納得したが、バスを降車して登り坂が続き途中何度も腰に手をやり、休息した。

景色は良かったが、道を間違え、行きは、山坂を登り、帰りは下り。バスに間に合うよう、帰りの下りは急いたので疲れ果てました。(歩いた時間約5時間、距離にして約17キロ、歩数約24000歩である。途中間違えた分疲れも倍増)

拝ケ石近くで農作業していた住民のお婆さんに、「1番近くのバス停は何処ですか?」…と尋ねたのですが、ここら辺にはバス停は無く、タクシーを予約して動くとのことだったので、来た道を引き返すしかなかった。

本日は水曜日。本日も「明るく」「元気に」「笑みをマスクの下ですが、笑みをこぼして」過ごして行きましょう。

コロナ、ワクチン接種も始まりましたが、まだまだ気を抜いてはいけません。マメな手洗い消毒を励行しましょう。

鉄太郎。