育休ライフがスタートしたばかりの12月は
離乳食と昼寝、おでかけ、トイレトレーニングとお風呂
それらを毎日
とにかく必死でやっていたような記憶があります。
メモをみると、
離乳食は
10倍粥
バナナ
野菜スープ
パン粥
豆腐
などを
ローテーションで食べていたようでした。
離乳食作りは、
妻の全面サポートを受けていたのですが
この頃は
「冷凍してある離乳食を解凍して食べさせる」
ただそれだけのことだったのに
子育ては重労働だ、
仕事よりもたいへんかも、
と早くも心が折れかけていました。
特に離乳食に関しては
はじめの頃、
食べさせるのに
とても苦労しました。
ひとくち、ふたくちは
食べるのですが、
それ以降が
ほとんどすすまない。
ぼくは
当時
頭でっかちの完ぺき主義でしたから
とにかく全部食べさせなきゃならない
なんとしてでも食べさせよう、
そう考えていました。
先輩のパパやママには
笑われてしまうかもしれませんが、
本当にいろんなことを試しました。
たとえば
鏡の前なら食べるかもしれないと
洗面台の前で抱っこして食べさせたり
歌って踊って
ハイテンションでスプーンを運んだら
口を開けてくれるかもしれないと
部屋の中を走り回ったり…。
いっときは、
洗面台まで机を運んで
(真冬でしたから)
ヒーターまで持ち込んで
そこで食事をしていたことさえありました。
しかも、器をひっくり返したり、
スプーンをはねのけたりして
服がべちゃべちゃになるので
ぼく自身は、
真冬なのに
とてもなさけない
下着姿で過ごしていました。
2011年4月発売の雑誌PENで、
おしゃれなパパライフが
紹介されていましたが、
あーなんて自分は
ほど遠いんだろう。
かっこわるいし、たいへんだし、
食事に1時間近くかかってしまうし…。
あるときは、
振り回した手が器にあたり
つくったばかりの離乳食が
全部床に落ちてしまい
「なんでそういうことするの!」
と怒ってしまったこともありました。
娘に悪気はないはずなのに。
思い通りにいかない現実や
お互いにうまくコミュニケーションが取れないこと
相談相手が近くにいないこと
そして理不尽に怒ってしまった自分に
ひどく落ち込みながら
それでも
繰り返される地味で単調な毎日のなかに
ただ一筋の光に出合えると
思ったよりたいへんだけど、平気だい!
と、なにもかもが吹き飛んでしまうのでした。
それは、
たとえば
一点の曇りもない澄んだ目。
底抜けの笑顔。
びっくりするような日々の変化や成長。
子育てはまるで荒行のようだなと思ったけれど
辛いことぜんぶひっくり返してくれる
感動的なできごとと
常にワンペアになっていて
(それはまるでジェットコースターのように)
ぼくの心を浮き沈みさせ、翻弄しながら
次に見える景色を
用意して待ってくれているのでした。