Tokyo Apartment誕生秘話
この建物の前を初めて通りがかる人なら誰しもが、
「えっ！」と驚いてしまう、Tokyo Apartment@小竹向原。
建築家 藤本壮介氏が設計した、賃貸アパートです。
今では、海外の建築ツアーの中に組み込まれる程に
超有名なこのアパート。
こんなトンデモナイ形状の建物を
建ててしまったオーナーさんは、
きっとただ者ではないと思っていましたが、
うん、確かにただ者ではないです。
このTokyo apartmentができるまでのストーリーを
少しご紹介します。
元はホテルマンだったというオーナーさん。
ご家族の介護のために、やむを得ず退職。
ご自身も大きな手術を乗り越えるという
ダブルパンチが同時期にやってきます。
そこで、
ただ立ち止まるのではなく、
考えて考えて、賃貸物件を建てようと決めました。
まずは、建築家さんに会いに行き、
設計をしてもらい、それを持って銀行へお金を借りに行きます。
このときは、RC造の設計でした。
素晴らしい設計でしたが、費用がかかります。
職もなく、土地もない（当時この土地は地主さんから借りている状態）。
当然、銀行は融資をしてくれるはずがありません。
20件、30件、40件…何件回っても、結果は同じ。
担保がないのですから、
仕方のない事だと思います。
しかしここ諦める訳にはいきません。
生活がかかっているし、思いがありますから。
そうこうしている間に、数年が経ち、
「RCだと高いから、木造ではどうだろう？」
と思い直します。
そこで出会ったのが、このTokyo Apartmentを設計した、
藤本壮介氏です。
事情を話し、それでも「面白いね」と言ってくれたのです。
大きな一歩です。
そして、Tokyo Apartmentの設計が誕生。
家の上に家が重なるような斬新なデザインです。
それでもはやり融資は付かず、
2年程が経過し、土地の等価交換により、
ある程度の資金を調達することに成功。
融資もつきました。
こうして、ようやく完成したのが、2010年。
その後の反響の大きさは言う迄もありません。
長い道のり。
オーナーさんは、
「諦めてはいけないということを、
沢山の人に伝えたい。」
そう語ってくれました。
これ、約1時間をかけて、じっくりとお話してくださるんです。
ボランティアで、ですよ。
なかなかできることではないと思います。
こんなふうに、建物のストーリーを聞いてしまうと、
魅力が1000%くらいに膨れ上がって、
住みたい！
とおもっちゃいます。
ここ、今空いてるんだから、住めますよね？
と思いましたが、
「通りがかりの方から、直接お申し込みいただいていて、
来週お引っ越しなんです」
とのこと。
ああ、残念すぎる。
求心力のある建物には、人が集まってくるんですね。
それにしても、通りがかりって…
物件としてのご紹介は、またの機会に。
住めないですけど、せっかくなのでご紹介。
ロフトに登るはしごは、ほぼサバイバルです。
本当に手に汗握りながら登ります。
でも登った先の、この絶景！
桜が本当にキレイに見えます。
「お疲れビール！を飲むために仕事をしている」
のと同じ感覚。
（amai）
オープンします☆音楽好きのためのシェアハウス＠若林
つ…ついに！！
音楽好きのためのシェアハウスがオープンするのです。
場所は、世田谷線若林駅から徒歩2分という便利な立地。
音楽好きの方のために、
このシェアハウスの自室内での楽器演奏がOK！
もちろん、ルールはありますが、
オーナーさんを含めて、音楽が好きな方だけが集まる
シェアハウスです。
オープン迄あとひといき！というところ。
内見のご予約は受け付けていますので、
お気軽にお問い合わせください。
詳しくはこちら
(amai）
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(amai）
賃貸派には！セルフリノベ向きの賃貸物件探しから、DIYサポートまでの
