諸君

小隊長ハトゥであります。

 

うちの嫁ハンの

うちの嫁ハンの女子力はつちのこレベルであります。

 

さて諸君

今回のテーマはうちの嫁ハンの女子力についてであります。

女子力とは、女性らしさを有する力、容姿、感覚、能力等をどれだけもっているのか

という趣旨を意味するものであります。

でありますので当然至極のごとく、うちの嫁ハンに関しましての女子力は

皆無に等しいという夢幻の有様でございます。

それはまるで山奥に住んでる正体不明のジジイがついに発見したと言い張る

つちのこの目撃情報くらいウソくさい、幻想の嫁ハン女子力なのであります。

 

つまり平たくに申し上げますとうちの嫁ハンには女性としての概念が存在しないのであります。

女性特有の感覚の喪失、それはオスでもないメスでもない

まるで嫁ハンという性別を確立したように思えるのであります。

年齢を重ね、子供を産み育て徐々に女子力を喪失していった部分も確かにある。

しかし元々、生まれ持って女子力が極端に低い傾向にあったことも否めない事実である。

そういえば今考えるとわたくしと嫁ハンが初めて出会った頃から

嫁ハンの外見はつちのこの貯金箱のようであった。

女子力など全くプールされていないくせに貯金箱力は高めであった。

その後わたくしは嫁ハンにだまされて?なかば強引に?

全財産をつちのこ貯金箱に投入することになったのであります。あぁ合掌。

 

「わたくしの毎月のおこづかいが少ないのではないかね。」

と嫁ハンに窮状を訴えると

「もっと稼いでこんかいやボケ!」

と激しく叱責を受けるのあります。

このやりとりに女子力は皆無であり、

まるで暴力団関係者の最上級幹部のようであります。

嫁ハンの幹部力は高い。

 

「何が女子力じゃやい!アホか、ワレコラ!

ナメくさっとったらしまいにシャーキャースど!」(和訳;しばきまわすど)

と嫁ハンがブチ切れる。

女子力などと言う手間のかかる感覚、時間も金もかかる作業は

これ一切を拒否しているようであります。

とにかく手っ取り早い、効率優先、いや生活重視というべきか?

現状の生活感が前面に押し出されているのであります。

 

いいかね諸君、例えばだ。

例えば歳をとってもキレイで美しくいたい、などとは思わない思考のようであります。

まぁ元来、美しくないので歳をとってもやっぱり美しくないを継続しておるのでありますが

美醜などそんなめんどくさい事に関わっているヒマなど持ち合わせていない

とばかりに美容に関する情報はスルーパスが通る。

化粧はノーメイクか厚塗りゾンビーメイクの2択しかない。

ヘアーカットは主に自主カットで済ませ

お出かけの際の髪型セットは水で濡らしてチョンチョンで終了。

宝石等のアクセサリー類についても「じゃま、うっとうしい」との見解を示し

美しさや価値等は全くのスルーパス、興味なし。嫁ハンセンサー反応なし。

「ただでくれるんやったらもらうで」とのこと。

ファッションについては理解不能の土色モグラ服で統一

デブをデブ服で覆い隠す隠ぺい力高め。隠し財産多め。

 

デブと言えば嫁ハンのグルメはどうであろうか?

とにかく食べる能力については異常に高い。デブ力(でぶりょく)高め。

通常の女性の食量をはるかに超越している、何でも食べるし残さないし食べる量が多すぎる。

ダイエットや体型の維持などといった情報もスルーパスが通るようであります。

女性特有である甘いもの、スイーツについての嗜好でも嫁ハンのデブ力は高い。

しかし嫁ハンは米、肉、魚、などと同列にスイーツが存在している。

「甘いから食べたい」、のではなく「食べ物だから食べたい、たまたま甘かった。」

という解釈で構成され

食べるものは全て「おいしい」という極めて幸せなるデブ思考を有し

やはり女子力は幻と化すのであります。

 

女性らしさといえば嫁ハンのつくる料理はどうであろうか?

毎日わたくしに料理を提供してくれるのはありがたいのでありますが

真っ黒コゲのハンバーグが食卓に登場するのであります。

ブリジストンのタイヤみたいなイカつい4輪駆動の山道ハンバーグは断固反対である。

「中の方は食べれる!」

と言い放つ嫁ハンの根性をいつかクギを刺してパンクさせてやりたい。

嫁ハンの料理はとにかく早い、スピードが最重要のようである。

冷蔵庫にある残り物や期限切れ直前、いやずっと前に期限切れであったもの

それらをうまく組み合わせ料理をする。

肉を切って、焼きながら隣で味噌汁を炊いて、その間に野菜を仕込む。

3品~5品を同時進行でとり行い、嫁ハン自身はそのキッチンでつまみ食いも行う。

そういえば賞味期限切れ食材については力づくのマッスルパワーの強火で焼きつくし

期限そのものを灰にして食卓に並べる剛腕である。

そのせいでわたくしはすぐにお腹が痛くなるが、嫁ハンはおかわりしてもビクともしない。

顔も体も頑丈なら、胃も腸も免疫力まで頑丈だ。

そして調味料の分量が適当過ぎるときている。

ひとつまみの分量が機嫌によって多すぎたり少なすぎたり変動しがちだ。

よって味が濃いい、薄いなど、他に焦げてる、半生だ!

お米がカチカチだ、ワサビの罰ゲームか、連続カレーは無理だ。

などと何かにつけての文句を言うと

「じゃがましい、もう食うな!」と即、取り上げられ嫁ハンが食べ尽くす。

もったいない、などといったエコではない!エゴである。アゴである。

これは確実に「女子力」ではない「主婦力」だ!「肥満力」だ!

 

 

そうだ諸君、この間のことである。

ここで唯一、嫁ハンの女子力と思われる事態に遭遇するのであります。

分厚い雲の隙間から希望の光が射したのであろうか?

それは嫁ハンがママ友軍団(カバ友軍団と呼称、内密に!)

そのカバ友軍団の誰かから一輪の花を譲り受けたらしい。

そしてその花を花瓶に挿してテーブルに飾っておったのであります。

おぉ諸君、諸君よ!

これは、この行為こそは女子力ではないかね。

お花をテーブルに飾ることは女子力ありと認定するに至るのであります。

捜索する事、数十年。ついに、ついにわたくしが発見した

嫁ハンのつちのこ女子力は確かに存在しておったのであります。

山奥のジジイが発見したと言うつちのこ目撃情報は真実であったのか?

と思いきや!

そのまま約1週間放置され、お花はグズグズに枯れ果て、くさり落ちるも放置され続け

お花の存在は忘却の彼方へと追いやられてジエンドでありました。

 

いいかね諸君。

以上の点を総括するに及ばずだ!

うちの嫁ハンに関しましての女子力は皆無に等しい、夢まぼろし。

嫁ハンの女子力つちのこレベルであると結論づけるに至るのであります。

バンジャーイ!