やばい、「第二回」面白かった…(汗) | 本橋ユウコの部屋

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今日の午後のNHKスタジオパークを何の気なしに眺めてたら、「先日のドラマ監査法人第二回の放映時間が遅れまして、皆様から再放送の御要望が多かったため、今から再放送します」みたいなこと言い出して。

エッ!?
そ、そ、それ私も見逃してたんですよー!!(喜)

ってんで急遽予定(ていうほど無いが)を変更して、3時から「監査法人」視聴タ~イム☆



…いやぁ。。

あの番組、第一回見た感じは正直ビミョー?とか思ってたんだけど。
いきなり第二回からトップギア入りましたね!?(奮)

ええ、すっごく面白かったですよ!
「ハゲタカ」お好きだった方、絶対見たほうが良い!!!

ちょっと詰め込みすぎじゃないの?ていう感は相変わらずあるし、何よりカンにさわっていた「主人公が若スギって駄洒落かよ(怒)」みたいな部分も、あの展開なら納得出来ます。。

第一回の最後の方から思ってたんだけど。
あの「若スギ」って野郎(ひでぇ。笑)じゃなかった、主人公の清冽きわまりない存在が象徴してるものこそ、彼の頭上はるかの高みで蠢いている、この国を牛耳ってる者たちの「濁り」だったり「老醜」だったり「しがらみ」だったり、全ての「単純明快でないもの」の姿、それとの対比、なんだよ。きっと。

だから一話の建設業者の社長とかがいきなり床に這いつくばって「…(会社を)潰さないで下さい!」て叫んだ時のみじめさ、やるせなさが一層際立つんだな。こんな若造にィ何がァ!っていう屈辱と怒り。
そして、主人公自身もそのことを口にしていたし。
「ぼくら(会計士は)、一体何様なんですか?」と。

そして同時に、その純粋すぎる「若スギ」が憧れてる”厳格監査”を主張する先輩会計士の小野寺って人(どこかメガネのない鷲津っぽい…☆)にも、なんというか、死臭?ともいうべき不気味な暗さがあり。
この人の言ってることのほうがどう見ても正しいんだけど、彼に付いて行って本当に人は幸せになれるのか…?みたいな言い知れぬ不安感、みたいのが漂う。

主人公が勤める監査法人のトップ(橋爪功?)のひょうひょうとした人好きのする外見とこれまた対照的に。こっちは人生楽しんでそうだな~みたいな。。(ここでまたカタブツ・小野寺と一緒にカラオケ歌わせたら…♪とか空想してしまうのは私がギャグ慢☆制作に毒されてるってことですか!爆)


果たして、若スギは、いや我々はどっちについて行くことになるのか?

厳格監査という、死屍累々の荒野から全てを新しく作り直すのか?
長年の慣習というぬるま湯の、もたれ合いの不透明な関係性を維持していこうとするのか?

いずれにしても、本当に守るべき、大事なものはどこにあるのか?


…やっぱり、最近のNHKの土曜ドラマ枠にハズレはありませんね!!
もうあっちも狙って作ってる感じがするよ☆期待にきっちり応えてくれてますっ!(喜)


それにしても、ハゲタカといい、毎回「銀行」悪いですねぇ~(爆)。
いや、そんなこと言ったら真面目に頑張ってる銀行マンの人とかに悪いんですけども(汗)でも、ドラマだけ見てるとほとんど「悪代官かっ!?」て突っ込みたくなりますから。。

その銀行をそれほど歪んだ存在に変えたもの、についても、きっとこれからのドラマで扱って下さるはずと思っています。(それは、今はいいもんヅラしてる”あの人ら”なんじゃないか?と内心私は思う…)

ドラマの「時間軸」が深いんですよね。
常に人物たちが「歴史」の中に生きてるっていうか。
私は、そういう奥行きのある物語にどうしても惹かれる人間なので…。
「ハゲタカ」「トップセールス」「監査法人」で、”NHK土曜・日本経済ドラマ三部作”(もぐ勝手に命名。爆)を制覇しようというこの遠大な企み!いいね~ゾクゾクするね♪

いや~も~これだからNHKドラマから目が離せないっ!


ということで、みんなも見よう!
土曜ドラマ「監査法人」は今日も夜9時からでーす☆