今日の一冊は大御所?のスティーブン・キング!
『トム・ゴードンに恋した少女』 ↓
- トム・ゴードンに恋した少女 (新潮文庫)/新潮社
- ¥660
- Amazon.co.jp
著:スティーブン・キング
出版年:2002年(単行本)
世界には歯があり、油断していると噛みつかれる――。ボストン・レッドソックスのリリーフ・ピッチャー、トム・ゴードンに憧れる、少女トリシアは、9歳にしてそのことを学んだ。
両親は離婚したばかりで、母と兄の3人暮らしだけれど、いがみ合ってばかりいる二人には、正直いって、うんざり。
ある6月の朝、アパラチア自然遊歩道へと家族とピクニックに連れ出されるが、母と兄の毎度毎度の口論に辟易としていたトリシアは、尿意をもよおしてコースをはずれ、みんなとはなれてしまう。
広大な原野のなかに一人とり残された彼女を、薮蚊の猛攻、乏しくなる食料、夜の冷気、下痢、発熱といった災難が襲う。
憧れのトム・ゴードンとの空想での会話だけを心の支えにして、知恵と気力をふりしぼって、原野からの脱出を試みようとするが・・・・・・。
9日間にわたる少女の決死の冒険を圧倒的なリアリティで描き、家族のあり方まで問う、少女サバイバル小説の名編!
と言う表紙カバー折り返し部分の説明に惹かれて読んだ
『トム・ゴードンに恋した少女』
サバイバルものが好き( ̄▽+ ̄*)なのでわくわくしながら
ページをめくりました・・・・・・
が!そこはもうスティーブン・キング節でございました~
冒険譚じゃなく、
リアルに少女が遭難したらこうなったwww
の世界でございました。
あ、本当だ!説明文には圧倒的なリアリティで描き、って
書いてある・・・・・・(-дー;;
いや、面白かったのですが、タイトルも微妙にファンシーだし
表紙も結構可愛めなので油断してました。
でも良く考えたらスティーブン・キング様ですから・・・
猟奇的な描写が細かいのと、次から次へと少女が死にそうな目に!!
実際確かにそうなる。
もう後半では少女は少女でなく元の世界には(精神面で)もどって来れないんじゃないかと。。。
でもその精神世界のやり取り(一人きりだから常に独白ばかり)が
面白くてほとんど一気に読みました^^
最後にはもう・・・何ていうか 私も遭難してた気分に(゜д゜;)はーこれまた!