佐藤愛子さんのエッセイ『今は昔のこんなこと』 ↓ 読みました^^
- 今は昔のこんなこと (文春文庫)/佐藤 愛子
- ¥540
- Amazon.co.jp
著:佐藤愛子
出版社:文藝春秋
出版年:新書/2007年・文庫2011年5月
大正、昭和、平成と生きてきた著者が描く絶滅風俗。六尺褌、越中褌、アッパッパ・・・個人的なエピソードばかりで、まるでその場で話している世間話のような面白エッセイ!
くっくっく~~
と笑い声を出してしまい家族に引かれる(^▽^;)ような一冊でした!
ほんの少し前のことなのに、女性のあり方とか家事全般、色々違うな~と思いますね!
・・・・・・ちょっと前まではペチャパイが普通だったのか・・・・・・
―― 胸の大きいのは動物的で野卑なものという通念があった。
品性知性が備わり、精神性が高い女性は
おチチが大きくならないものだとされ ――(本文より)
そんなばかな!(´Д`;)
そ、そうか。。。だから、ちょっと前のマンガとかだと
お手伝いさんはチチがばーんと出ている表現がされていることが多いのか。。。
母性の現われかと思っておりました。
佐藤さん曰く、服装の変化がチチに対しての意識を変えたのでは?との事。
確かに着物だとすらっとしてた方が見栄えがよく
洋服は出るとこ出ていた方が良く見えると思われているのではとの事。
私もこの時代だったらなあ。
このペチャパイ(←佐藤さんが言うと妙に楽しい)も、きっと芍薬ともてはやされ・・・
昭和の終わり生まれの私としては、
読んでいていや!その考えはちょっと・・・と思うものもあるのですが
そこはやっぱり大正生まれの貫禄?と言いますか、
ちょっと否定したくても、先人の教えは貴重であるとの考えから
素直に聞くことが出来るのでした(^ε^)
年長者の考えにはとりあえず逆らわないでおく、
これもまた昭和的考えだったりするのでしょうか・・・?