寄稿しました。
東日本大震災から15年がたった。被災地の復興は進み、街の景色は変わった。しかし、人の心は街ほどわかりやすくは復興しない。とりわけ気がかりなのは、震災当時に子供で、その後、中学・高校という多感な時期にコロナ禍を経験した、現在18~24歳前後の世代である。
もちろん、この世代をひとくくりに「傷ついた世代」と決めつけるべきではない。震災をどこで経験したか、コロナ禍をどんな家庭や学校で過ごしたか、そして本人のもともとの性格によって、受けたインパクトは大きく異なる。そうした影響を受けずに育つ子もいる。それでも、この世代が2つの大きな社会不安をまたいで育ったことは事実である。


