4時間目は組織ですひらめき電球

 

組織は大きく4種類あって、

上皮組織支持組織筋組織神経組織です。

 

上皮組織は、消化管、呼吸器などの管腔、胸腔、腹腔などの体腔の表面を覆う組織を言います。ちなみに、血管も上皮組織に分類されますメモ

 

支持組織はその名の通り、体を支えるためにある組織です。

骨や軟骨などありますね。

 

筋組織、神経組織はその名の通りです。笑

 

では、詳しく説明しますねひらめき電球

 

 

『上皮組織』

上皮組織は8種類あります。

その中でもよく国家試験に出てくるのが以下の5種類ですメモ

単層扁平上皮

単層円柱上皮

多列線毛上皮

移行上皮

重層扁平上皮

 

①単層扁平上皮

単層扁平上皮は血管肺胞など、物質の交換に関する部位にあたります。

 

②単層円柱上皮

単層円柱上皮は物質を吸収する部位にあたりが、胃粘膜腸粘膜代表です。

また、より多くの栄養を吸収したいので、表面積を広くするため線毛が生えています。

 

③多列線毛上皮

多列線毛上皮は物質を運搬する部位にあたり、気管粘膜精管粘膜が代表です。

物質を運搬しないといけないので、線毛が生えています。

 

④移行上皮

移行上皮は排尿に関する部位にあたり、腎盂や腎杯、膀胱尿管が代表です。

 

⑤重層扁平上皮

重層扁平上皮は保護する役割を持っており、食道口腔皮膚が代表です。

口や食道は、熱いものや冷たいものが入って来たりと大変ですよね。

いろんなものに強い組織です。

 

ちなみに、線毛を持っている上皮は、単層円柱上皮多列線毛上皮の2つです。注意

 

 

国家試験では、以下のような問題が出題されます。

次のうち、正しい組み合わせはどれか。

1、単層扁平上皮――口腔粘膜

2、単層円柱上皮――血管内皮

3、多列線毛上皮――膀胱粘膜

4、重層扁平上皮――皮膚

 

どの上皮がどのような部位にあたるのか覚えとけば大丈夫ですグッド!

ちなみに答えは4ですにやり

 

 

 

『支持組織』

支持組織には、結合組織軟骨組織骨組織血液とリンパの4つが含まれます。

血液リンパは忘れやすいので注意ですよ。注意

 

中でも結合組織は勉強しておいた方がいいです

魅力はなんといっても再生能力が高いことです。

結合組織は線維成分と細胞成分から成っており、

線維成分にはコラーゲンが、細胞成分にはマクロファージ肥満細胞が含まれます。

 

 

『筋組織』

筋組織は骨格筋心筋平滑筋の3種類に分けられるのですが、

これまた分類がややこしいのです…目汗

 

 

まず、横紋筋について説明しますひらめき電球

 

横紋筋は、横縞模様がはいっている筋肉を言います。

特徴は、平滑筋と比べてパワーがあることです。

なので、パワーが必要な部分は横紋筋でできています

 

上の図を見ると、骨格筋は運動するのにパワーを必要としますよね。

心筋は全身に血液を送り出すパワーが必要です。

なので、この2つは横紋筋でできています。

 

ですが、骨格筋は自分の意志で動かすことができますが、

心臓は自分の意志で動かしたり止めたりすることはできません。

なので、平滑筋(臓器はこれ)と一緒で不随意筋なのです。

 

ちなみに、随意筋は運動神経支配、不随意筋は自律神経支配ですビックリマーク

 

 

『神経組織』

以下の図は神経細胞の有髄線維バージョンです。

 

国家試験では構造の名称を問う問題はあまり出ませんので、

こんな構造なんだなー程度でいいと思いますグッド!

 

神経細胞は有髄線維と無髄線維の2種類あります。

上の図にある、髄鞘があるかないかが違いです。

 

 

この髄鞘は絶縁体の役割をしており、神経伝達物質を伝導させません。

なので、有髄線維は髄鞘を飛び越えて伝導します。

 

つまり、無髄より有髄の方が早く伝導するのです。

 

 

 

組織の説明は以上ですチョキ

4時間目終了チューリップ赤