この本を読もうと思ったきっかけは、自分自身、発達障害の人と職場やプライベートでも関わることが多く、
職場で自分の伝えたいことを伝えた際に、全く違う解釈で捉えられてしまい、そうじゃなくてと話をしても伝わらず、話を最後まで聞かずに、私の話をさえぎり、口調の強い言い方で、攻撃され、結果的に私含め周囲の人も疲弊してしまったことがあり、発達障害の人とどう接していいのか、どうしたら、上手くやっていけるのか、そういった本があればと思い、タイトルがとても悪意がありますが、解決策の方が知りたいという思いから、中身を読んでみたいと手に取りました
私自身、発達障害にまつわる本や精神科医、当事者が発信しているYouTubeなどたくさん見てきました
そこで大体言われてるのが
①発達特性を理解して、接する
②カサンドラ症候群にならない為、一時的にでも距離を取る
どちらかというと、発達障害じゃない人が我慢する流ればかり
いくら、理解しても、こちらも人間なので、限度があります
発達障害の人の中には、『発達障害は、病いだけど、カサンドラ症候群は、症状であって、病いではない』という方もいらっしゃいます
私は、そうは思いません
私は、発達障害の人と関わる中で、自分自身が疲弊し、向こうはコミュニケーションがとれない相手だからと我慢をし続け、悪気のない言葉で傷つけられ、うつっぽくなり、心身の不調が出てしまい、メンタルクリニックを受診し、カサンドラ症候群で、症状に対しての薬が処方されました
今は、その方と一時的に距離を取り、心身の不調が少しずつですが、回復してきました
障害の有無関係なく、お互いが上手くやっていけるのが理想です。どちらかが、我慢する方法ではない策が本気で知りたいです
この本のタイトルと目次だけが、問題になり、出版するべきじゃないと炎上してましたが、炎上がきっかけで、発達障害の方が、職場にいて、周囲の人が疲弊して困っている現状が世の中から明るみになって、私は、逆に良かったと思っています
なかなか思ってても切り出せない話ですから
で、読んでみた感想なんですが、
非常に読みづらい‼️
離脱したくなって、離脱しました
リアルストーリーという事例がダラダラ話し言葉で書かれてるのが、読みづらいです
あとは、発達特性って、人によってそれぞれ違ってくるのに、決めつけから入ってしまってる点が問題です‼️
私の職場にいるADHDの発達障害特性がある方は、『同僚の功績を平気で横取り』なんてしなくて、むしろ、同僚の成績が足りてない場合、自分の分から補填してくれてるんですよね
あくまでケース1として書かれてますが、何も発達障害について知識のない人が読んだら、間違った認識を植えつけることになりかねないと思いました
また、簡易別タイプ診断チャートについては、簡単な設問にイエスかノーで回答し、枝分かれした設問に回答し続けると、ASD、ADHD、愛着障害か分かるようになっていましたが、
病名を診断できるのは、医師のみのはずです‼️
ASDとADHDを併発している方もいる中で、このタイプ診断チャートに、一体何の意味があるのでしょうか
私の職場にいる困った人というのは、
●マルチタスクが出来ない
●締切を守れない、忘れる
●度々、やらなきゃいけない仕事をしていなく、お客さんを怒らせる
●ケアレスミスの圧倒的多さ
(ミスを指摘したのに、ミスを直さず、再提出してくる)
●周囲と円滑なコミュニケーションが取れず、キレやすい
●机の上が汚さすぎて、よく書類をなくす 等
発達障害だからというより、上記の傾向がある人への具体的な対処法が知りたいですね
タスク管理が苦手な困ったさんの場合、
周囲の人がしつこく進歩を確認しようとか書いてありましたが、ビジネスの場において、家庭教師並みに付きっきりなんてできないです
To Doリストを活用し、未遂・完遂タスクを見える化するのも有効とかも書いてありましたが、
作ったんですけど、活用してもらえませんでしたね
発達障害の人を雇用するのって、正直、障害者雇用でも厳しいと思います
病気だから全面的に配慮してよねっていうのは、通用しないと思います
こんな特性があるので、こういう環境なら、働けますと当事者が伝えてきてほしいですね