バレンタインに特に甘い思い出はない。小学校の頃は本命も割と貰えた方だったが、前回の記事に書いた通り、好きだった女の子からはチョコを貰えなかった。(贅沢ですね)
中学校では、女の子が比較的多い部活に入ったため義理は結構貰えたけれど、本命は皆無だった。高校に至っては義理すら貰えませんでした。まあ、男子校だったから当たり前っちゃ当たり前なんですが。
ところが高二の冬に彼女が出来た。これは念願の本命チョコを貰えるんじゃないのかと舞い上がったけれど、バレンタイン前日にバッサリ振られてしまった。実にタイミングが悪い。
当日はそれこそ死んだ魚のような目で過ごした。登校中に踏み切りで滑って転び、悶絶してるうちに遮断機が降りてきて、電車に轢かれそうになった。うわアイツダセえと中学生に笑われた。
高三のバレンタインもまた酷いものだった。高校生活最後のバレンタインを独りで過ごすのはあまりにも忍びない。よっしゃいっちょナンパでもやったろうぜとモテない男達で団結。僕は友達と共に駅前で手頃な女の子を探した。
すると見覚えのある可愛い女の子が目の前に。その子は僕と友達(ナンパする友達とは別の友達)が何ヵ月も前から帰りの電車で目を付けていた女子高生だった。女神というアダ名を勝手に付けている。
ナンパする相手としては、彼女こそふさわしい人間はいない。僕は思いきって女神に近付いた。
話し掛けようとしたその瞬間、女神の元にチャラ男が。誰だよと思って、話し掛けるのを止め、二人の会話に耳をたてると、どうやら彼氏のようだった。こうして僕の高校生活最後のバレンタインは幕を閉じた。女神が彼氏にチョコレートを渡す一部始終を見た。
明日は高校を卒業して最初のバレンタインになるが、特に貰えるあてはないので、紙袋を大事そうに持っている男子高校生をしばき倒す旅に出ます。(出ません)
ではでは