こんもふ〜!
最近イルーナ戦記以外にもハートピアも遊んでる!
もふ神留奈です!
今日は、AIを使い小説の1部を作ってみました!。
では、どうぞ!
朝の空気は、少しだけ重かった。
理由は分からない。ただ、胸の奥にひっかかるような感覚がある。
凪はそれを「気のせい」と片付けて、歩き続けた。
頬をかすめるように微かな流れを感じる。
—ああ、まただ。
子どもの頃から、時々こういうことがある。
風が、そこに“ある”と分かる。
見えないのに、触れられる気がする。
夢を見ていた気がする。
ずっと昔、どこか別の場所で—風を扱っていたような。
でも、それはきっと夢だ。
現実にそんなものはない。
凪はそう思うことにしている。
校舎に入ると、空気が少し変わる。
気配が増えて、ざわつきが混ざる。
視線を上げた瞬間だった。
「あ—」
短い声と、乾いた音。
階段の踊り場から、一人の生徒が足を滑らせた。
スローモーションみたいに、体が傾く。
手すりに触れ損ね、そのまま落ちる。
——危ない。
そう思った時には、もう体が動いていた。
(……ダメだ)
頭では分かっている。
こんなところで、使うべきじゃない。
でも。
——少しだけなら。
凪は息を止める。
見えない空気に、そっと触れるように包む。
落ちてくるその体の周囲だけ、ゆるやかに流れを変える。
“軽くする”
ふわり、と。
落下の勢いが、ほんのわずかに緩む。
スカートの裾が浮いて、髪が柔らかく揺れた。
とん、と。
軽い音を立てて、その人は床に着いた。「…え?」
間の抜けた声。
転んだはずの本人が、一番驚いている。
周囲もざわついていた。
「今の…」
「大丈夫?」
でも、誰も“おかしさ”には気づかない。
ただの偶然受け身が上手かった。
そういうことになる。
凪は視線を逸らした。
(…やりすぎてない)
ほんの少し。
バレない程度。
それなのに、胸が少しだけ早くなる。
「…あの」
声がした。
振り返ると、さっき落ちた生徒が立っていた。
近くで見ると、小柄で、柔らかい雰囲気の子だった。
長い髪と、ふわっとした服。
「助けてくれた……?」
凪は一瞬、言葉に詰まる。
「いや、別に」
視線を合わせずに答える。
「たまたまだと思う」
「……そう、かな」
納得していない顔。
でも、それ以上は踏み込んでこない。
少しだけ間があって、その子はふっと笑った。
「でも、ありがとう」
その笑い方が、少しだけ印象に残る。
風が通ったみたいに、軽い。
名前も聞かずに、その場は終わった。
ただ、それだけの出来事のはずだった
なのに。
(……変だな)
凪は歩きながら思う。
あの瞬間だけ、確かに—
“風があった”
真尋もまた、同じ違和感を抱えていた。
(絶対、おかしい)
落ちたはずなのに、痛くない。
むしろ—
“誰かに受け止められた”みたいな感覚。
視線の先にいたのは、あの子。
短い髪で、どこか女っぽい雰囲気の。
(あいつ…)
ほんの一瞬だけ、浮いた気がした。
「…ま、いいか」
小さく呟いて、真尋は笑う。
ただ一つだけ、確かなことがある。
—また、話してみたい。

