久々すぎるブログ投稿。
YouTube制作に夢中すぎて、ブログというものを忘れておりました![]()
妖怪検定上級への道のりはまだまだ遠いぃー
このブログを妖怪辞典的に使えたらなと思い、しばらく妖怪一体一体の謎にせまっていきます。
妖怪の名前や姿だけではなく、その背景も合わせて楽しめるようにしていきたいなぁ![]()
ということで、今回は「青行灯」
「青行灯(あおあんどん)」
百物語の100話目を語ったあと、行灯の火を消すと現れる。
百物語を語った後に怪異が起こることは有名な話。この青行灯が何か特別な怪異を起こすのか、青行灯が出現すること自体が怪異なのか?!
実はこの青行灯を見たという記録はどこにもない。人々は怪異を恐れて、百物語は99話で終えることをならわしとしていたからである。
百物語ってなーに?![]()
100本のろうそくに火を灯し、参加者が怪談を話すごとに、1本ずつ火を消していくという娯楽。最後の火が消えた時は真の暗闇。その時、誰も経験したことのない怪異が起こると言われている。
その歴史は室町時代まで遡る。
諸説あるけど、最初は武士が度胸を鍛錬するための行事だったそうな。(肝試しで鍛錬て!)
それが庶民に浸透し、江戸時代には、
冠婚葬祭、寄り合いなど、人が集まりゃ百物語
という具合に、どんどん広がっていった。
子どもではなく、むしろ大人の夜の楽しみ。
美味しい肴をあてに酒を飲みながら、
気のおけない友人達と怪談を語り合う。
めっっっっちゃ楽しそうーーー!
私も参加したいー!
とくに文人に百物語は大人気で、
「◯◯百物語」といろんな百物語が本としてまとめられたそうな。昔の人も怖い話を聞いたり読んだりするの、好きやったんやなぁー![]()
まとめ![]()
七不思議も7つ知ってしまうと良くないことが起こると言われている。
好奇心はほどほどに。
百物語も七不思議も、余白が大事ってことで。
参考文献
①『決定版日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』、水木しげる、講談社、2014
②『図説 地図とあらすじで読む 日本の妖怪伝説』、志村有弘、青春出版社、2008
③『図説 怪異百物語 江戸東京編』、湯本豪一、河出書房新社、2024
④『絵でみる江戸の妖怪図巻』、善養寺ススム、株式会社廣済堂出版

