さてさて、まだまだ下ネタは続きますよ！

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『妖怪とお下品？！』いつの時代も、人間はお下品な下ネタが大好きなようで？！かくいう私も、嫌いじゃない！（むしろ好き）江戸時代に書かれた草双紙という絵本。その中にも、下ネタ系はバン…

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こちらの本からもう一つ。

草双紙には、色々な化物が出てきますが、

お芋の化物も出てきます。

化物というか、罪深いお芋が死後、地獄へ行った様子が描かれています。

地獄には閻魔大王と、その閻魔大王に仕える倶生神がいます。

芋地獄では、閻魔大王は蛸、倶生神は芋虫！

そして、彼らの前には罪深いお芋たち。

芋の種類も色々。

各芋たちの、ウィットに富んだ罪と罰を見ていきましょう

①山の芋

罪：娑婆にいた頃、鰻に化けて、これを食べた和尚に精力をつけさせて心を迷わせていた。

→山の芋とは、僧家で「鰻」を表す隠語。ことわざ、「山の芋が鰻になる」（卑しいものがにわかに出世すること）を踏まえた罪。

罰：「江戸前大蒲焼」

→江戸前の蒲焼とは、隅田川や深川でとれた鰻の蒲焼をさしている。この看板は、江戸の街でよくみかけられたものであり、蒲焼の人気は凄まじかった。「山の芋を蒲焼にする」ということわざがあり、「はなはだしく早計であること、ひどく早まることのたとえ」。つまり、山の芋がおいしい鰻に化けるのを待ちきれず、芋をそのまま蒲焼にするということをいい、江戸っ子のせっかちな性格を表している。この山の芋に出された罪は、当時の「粋」が詰まった罪だったよう。

②さつまいも

罪：？

罰：輪切りの刑、釜茹での刑、すりおろしの刑

→この罪は、「堀江丁地獄」で行われている。堀江町は日本橋の近くの地名であり、冬の名物はふかしたさつまいもであった。

③サトイモ

罪：屁を殺した罪（屁の音をできるだけ小さくした罪）

罰：屁の車（車輪が尻になっている車に乗り、尻から出る臭い屁をあびなければならない）責め、鬼の握りっぺを嗅ぐ刑

→生前悪事を働いていた人間は、死ぬと火の車に乗って地獄へ運ばれるという。地獄に落ちたサトイモは、火の車ならぬ屁の車に乗らなければならない。その屁の車は「風の神の葛西船（江戸の糞尿を運んだ船）、飯時の肥とり（厠の糞尿を汲み取る）ことより耐えがたし」とあり、死ぬほど臭いそう

そんな芋たちを裁く、蛸の閻魔大王。

なぜ蛸なのか？

蛸と芋の関係は、とても濃密。

『和漢三才図会』という江戸時代の百科事典に、「蛸は芋を好んで、畑に入って芋を食べる」と説明があります。

また江戸時代から、芋と蛸を一緒に煮た料理は美味しいとされており、このころから女性の好む食べ物は「芋蛸南瓜」と言われていたそう。

それにしても、アダムカバットさん。

草双紙が、こんなにもおもしろいということ、

教えてくれてありがとう‼︎と言いたい！

まとめると、

江戸っ子も、現代っ子も、

下ネタが好きってことだな（そこーー？）

妖怪とお下品？！②